息子が博多から帰省したので、おはパソ(ラジオABC朝日放送の人気番組)で人気上昇中の幼いころの録音テープを我が家でも再生・再現してみた。生まれた翌日から病院に駆けつけ、ちょっとした動作からミルクを飲む息使い等、こまめに録音して以来、高校入学ぐらいまで子供たちの生活音を取り続けた。それが、我々家族の暮らしの姿でもあった。1~2歳の声にクスッと笑い、そして、3歳から幼稚園児の歌やお祈り、私の堅いインタビューに必死に答える幼い子供たちの声に思わず、大笑いとともに万感胸に迫るものがあった。今まで、この録音を再生すると、嫌がった息子も恥ずかしながら、黙って聴いている。家人も微笑んでいる。小さい時は、みんな可愛いなあ。ほんのひと時の小市民の幸せを久しぶりに感じたのである。まさに物質的な豊富さで満たされるよりも、何もないけれど目に見えない心が通じ合う時間空間が共有できた喜びが重要なのだとあらためて知ったのである。昨日の16時に帰省した、息子は、本日の12:35に家を出て博多に戻って行った。また、明日から本人にとっては厳しい生活が始まる。どうぞ、健康で元気に過ごして下さいと最小限の望みを抱くのであった。