
この時期には、多くの企業の株主総会が行われる。例年のように、大阪城ホールでの総会に出席。開始前に1年間の活動状況がアストロビジョンに映し出され、非常によくわかるプレゼンテーション映像で報告があった。

定刻に議長である社長がこれまた、明確で力強く自信溢れる議事進行をしていく。すべての報告が終わり、最後は質疑応答。商品戦略、人員削減、震災支援、情報管理、・・・等、多くの質問があり、担当役員がまたは社長が答える。残念ながら、担当役員の回答は、少しずれがあったものもあり、的確な回答と言えないようなもの、中には、声が小さく自信なさそうな回答もあった。

部下が作成した原稿をもとに自らの主張を株主様にお伝えするという真摯な姿勢がやや出てないのではないかと思った。これらは、企業イメージとしてマイナスであると思う。日頃は、企業内経営環境の場で仕事をしている関係でまだまだ一般社会の人たちの真の心に訴える、わかりやすい説明ができるようになってないように思える。

しかし、社長の回答は、見事な説明であったと思う。このような大会場におけるきびきびした態度、言葉、目力といったものは、経営を株主様に代わり責任もっておこなっている自信の現れからだと思った。

この1年もまた、厳しい経営の試練に立たされているが、グローバル一丸となって、進めば必ず成果は出てくると思った。