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伊勢より、富士山が見えたあの時、熱燗を飲む親父

2013-06-11 11:53:47 | 今思うこと
陰影世界文化遺産登録が確実になった富士山。322km離れた、那智勝浦で撮影されたことが話題となっている。
一度は頂上まで登ってみたいが、雄大な姿を近くよりまた遠方より眺めるのも日本人に生まれてきて良かったと素直に思う。
・新幹線から雲が全くかからずに全貌を見た
・裾野市で1週間ほど毎日でっかい富士山を見た
・首都圏より大きく見えた記憶
・飛行機から円錐形の姿を見て思わず手を合わせた、等

いろいろあるが、最もびっくりしたのは、二十数年前の正月に、二見ヶ浦の夫婦岩の間から日の出の時に、その姿が・・・今でもまぶたに浮かぶ。
くっきりと富士山の色合いが分かるのではなく、富士山の形の影が見えたのである。
数少ない、そのチャンスを見に来た人たちから期せずして歓声が上がった。
場所が良くないと見えず、見えない人達に、あれだあれだと指さしながら叫んでいる人もいた。
自然と神と人間が一つになる瞬間でもあった。

一緒にいた親父は、燗ができる日本酒缶をポケットから取り出し、その瞬間にものの見事合わせるかのように、あったまった酒燗をぐぃと飲み込んで、にやりと微笑み、初めて息子と会話した。
こんなことを思い出していたら、いや~大変なことを思い出した、今思い出した、なんと、今日が『親父の命日』だ。

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