~こころ豊かな愉快な生き方を求めて~

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株主総会ですぐわかる企業の実力 ~責任重大な前経営者~

2013-06-26 17:57:54 | 今思うこと
久しぶりに通勤時間帯の電車内の雰囲気を味わい、友人と待ち合わせし株主総会の会場へ。
少し早かったせいか、大阪城ホールの前のほうの席を確保。10時開始で、社長が議長となり、事業報告・決算状況報告、のあと、質疑が始まり、2年連続の大幅な赤字に対して、経営者への厳しい意見が出ました。社長の丁寧な自らの考えを添えて出す回答に関しては、うなずくことがあったのですが、質疑内容の中味の追求という点では、不満足なやり取りになったと思う。たとえば、前任の社長が約束したことは、前社長である現会長にマイクを回し、謝罪してほしかったと思う。質問者にも企業経営者としての実力・責任にも厳しく踏み込めるだけの綿密な準備が欲しい。社長以外の役員のマニュアル通りのこころない回答には、信頼できないと感じてしまったのだが、内容が分からずと思った株主が多かったのではないか。セキュリティ問題についても、5~6年前の回答で、簡単にだまされてしまう、質問者にももう一歩踏み込んでいただきたく思う。その他いつものように、容易に議事進行のための拍手が多かったように思う。これが、今のこの企業の実力をあらわしているのではないかと不安になったのである。帰途で、友人が言った、この失われつつある信頼を取り戻し、社員にもやる気を起こさせるのには、『本日の株主の意見や要望事項を取り上げ、実行できると回答したことは即やり始めることが必要』。創業者の商売の心得を今でもバックボーンにされている株主さんの言葉が分かり、それを実践しようとされる経営者であってほしいと思いました。残念ながら、そのような顔をした役員を観ることができませんでした。

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