市議会のインターネット中継

やっと、京田辺市でも市議会のインターネット中継が、１２月定例会より始まった。
先ず良いことは、質疑回答内容が明確に聞き取れるようになったということである。今迄傍聴時は、議会場が広いために、傍聴席から聞き取りにくいことがよくあり、その時点から議論の論点が徐々に不明確になり、途中で挫折してしまうことがよくあった。ネット中継のパソコンでは、自己の状況に合わせて、声の大きさ等（顔の表情も）の対応が即、可能となるので助かる。と言っても、これは、会議議論の基本中の基本であるから、特別に発することではないが、聞き取りにくいぼそぼその小さな声で話をされる意見が明確に聞き取れるようになったのは、１市民としては助かるものである。しかしながら、議論課題の論点内容が判ればわかるほど、議論の貧弱さがわかりうんざりもする。そのほとんどが、「前向きに関係部署と検討します。」的で終了してしまう。議会での想定質疑回答などは、前もって考えられ、ある程度、明白にできることは多くあるのではないかと思う。そのことの検討不足のために、形式的なもので終わってしまうような感がする。特に、市にとって新しいことに取組むことにおいては、議員も行政側も勉強不足を感じる。本日の子供ＩＣＴ教育に関するやり取りは、もっと先行している地域や学校・企業の実態をお互いに知ったうえで行えば、多くのアイデア、市民に納得させる論議が交わされたのではないか。そして、何かを実施するときには、今一度、この町にとって、何のためにそのことを企画し・提案するのかを大切にしていただきたい。