先日、阿川佐和子さんとふなっしーの対談を観て、今までほとんど気に留めなかったふなっしーを興味高い存在として見るようになった。世間一般のゆるきゃらと言われたものは、ボーっとしていて、何も発信せず、全くの受動体である。それに比べ、ふなっしーの自発的な言動行動には、実に奥深さがある。現最高のインタビュアの佐和子さんにも負けないほどの会話、ボキァべラリー力である。対談を聴いていて、面白い。そのバックボーンには、梨生感(人生観でなく)が世間とは異なり、我が道を行くである。かつて小屋で月5万円で暮らしたり、小刻みな動き、空中で一瞬停止すると思わせる運動能力、キャラクターつくりも淡々としている、自己を露出しない売り物が、兎に角、今までにないものである。中身を探ろうとすることが世間の話題であるが、決して明かさずに、ふなっーしーはこのまま頑張っていただきたい。