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日文研30年の先生方に注目する

2017-09-23 06:29:40 | 人物・人材
日文研30年ということではないが、最近話題の学者は、国際日本文化研究センターの先生方が多いのに驚きである。日文研に移ってからから、さらに人気上昇でメディアに引っ張りだこの磯田道史氏、ベストセラー「応仁の乱」の呉座勇一氏、「戦争の日本古代史」の倉本一宏氏、京都ぎらいの井上章一氏、ここ数日は、彼らの書き物に目を通し、ユーチューブ講演、ラジオインタビューを観、聴きしている。呉座勇一氏は、実にユニークに応仁の乱をとらえている。京都が舞台であるのに、奈良興福寺の一乗院や大乗院僧侶の日記に目を付け、室町時代の争いの発端をとらえ、現在にも通じる現実感をうまく表現している。倉本氏も白村江、壬申の乱を独自理論で大胆に書き表して好感が持てる。しかし昨今の磯田氏は、タレント化されつつあるのが気になる。ある講演会でバラエティ番組に出ていた加来耕三氏が司馬さんを単なる歴史小説家で偽りが多いと言って愕然としたが、学者は、学者としても凛としたところを持ち続けてほしいものである。日文研の映像ライブラリーは、興味ある講演内容が多数ある。

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