台風19号は三陸沖に抜けたが、関東甲信や東北を中心に、広い範囲で記録的な大雨となった。けさのTVで見た、千曲川の堤防決壊状況は、広範囲、かつ、7時間経過した今も流れが激しいものであり、まだまだ、下流の方へ流れ込むことを考えると、ますます目を覆いたくなる。地元を知る専門家によると、決壊しても、これだけ早く冠水や浸水してくることは、かつてなかったという。草木や森林が少なくなり、住まいが空き家になったり、世の中が合理化や効率化一辺倒で進んできた結果、こういうことにつながるのではないかという話が出た。自然災害の恐ろしさを痛感する一方、先日あるところで、お話しした、「人間様の自分勝手さで自然を破壊してきたことへの罰」ではないかと思う。政府、関係部門は、そして、地方自治体は、市民を巻きこんで自然災害防止策を講じていただきたい。