英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

大学受験時代の参考書たち

2010年09月18日 | 英語勉強法
先日の記事で紹介させていただいた『試験にでる英単語』に引き続き、高校時代・大学受験時代(1990年前後)にお世話になった参考書を紹介したいと思います。

◎:自分で購入    ○:高校の副教材として強制購入
★:当時の私の実力と使いやすさという観点から、独断と偏見で判断。5点満点。


『試験にでる英単語』★★★★★
言わずもがなの単語集。大学受験に出る英単語の基本がここにありました。


『WORD POWER』★☆☆☆☆
高校1年から語彙力増強用に採用されていた副教材。記憶に残っているのは“苦痛”以外の何物でもありません。欧米の出版社であったため、日本語は一切使われておらず、定期テストでは半端でない範囲が指定されるため、もう片っ端から辞書(当時は紙辞書のみ)を引くしかありませんでした。調べるだけで時間を浪費した‘ありがた迷惑’的な教材。しかし、今冷静に考えてみると、本著には、身の回りのあらゆる具象名詞から始まって、yawn(あくびする)などの生活に必要な動詞、自然現象に関連するものまで、ほとんどが網羅されていたと思います。


『試験にでる英熟語』★★☆☆☆
アイロンを背表紙に当てて糊を溶かして本をばらし、小出しにして持ち歩いて覚えました。
turn over a new leaf なんていうかっこいい熟語も、いまだに記憶に残っています。ただ、私にとっては覚えづらい構成でした。


『試験にでる英文法』★★★☆☆
上記2冊と合わせて、青春出版社の3部作!文法知識がスーッと頭に入ってくる感覚を味わいました。


『英文法頻出問題演習』★★★★☆
当時、桐原書店の『大学入試英語頻出問題総演習』(略して英頻)と本著のどちらを使うかで、大学受験生の中ではかなりの論争がありました。本著はPart1(文法篇)とPart2(熟語篇)に分かれていましたが、どこかの合格体験記で「Part2が絶品。Part1はやる必要なし」みたいなことが書かれていたことを鵜呑みにして、やはりアイロンで分解して、Part2を完全暗記しました。


『チャート式 英文法』★★★☆☆
高校で強制的に購入させられた市販されていないチャート。高校2年から文法知識を徹底するために使いました。内容的にもかなり良かったと記憶しているのですが、その後廃棄してしまったのが悔やまれます。


『パスラインJ』★★★★☆
学研の書換専用問題集。高校の副教材として買わされましたが、定期テスト対策で本著を繰り返したことで、文法に強くなりました。


『標準英語構文160』★★★★★
高校の副教材として強制購入させられた参考書の中で、唯一、徹底して何回も繰り返して完璧にした参考書です。英語難民になりかけていた私を救ってくれた恩人。160の例文の完全暗記で怖いものなし!


『基本英文700選』★★★★☆
「700の例文を全部覚えれば東大入試も万全」という合格体験談を信じ、また後述する『英文解釈教室』をやらないと決めた自分への足枷として、暗記に取りかかりました。
暗記は500位で挫折しましたが、何回も繰り返して700全ての例文のポイントを把握し、音読を徹底しました。これで、英文を型でとらえる基礎ができたのは事実。今でも記憶に残っているのが、633番の
Can you keep standing on one of your legs with closed eyes for a minute?
(目を閉じて片足で1分間立っていられますか。)
という英文。友人と共に、実際に目を閉じて片足で立ちながら覚えたのが、昨日のことのように思い出されます。その友人も、見事第1志望の国際基督教大学に合格しました。


『英文解釈教室』★☆☆☆☆
当時の大学受験でバイブルと言えば本著を指しました。しかし、その難解さでも有名で、挫折する受験生は多々いました。ご多分に漏れず、私もその内のひとり。
様々な文章を英文構造に注目して精読する訓練を続ければ、本著は必要ないかも。ただ、正しい文法知識に基づいた精読による一貫した方法論を独学で身につけるのは、至難の業なのですが・・・。


『英文解釈その読と解』★★☆☆☆
高校時代は入試英語を楽しむ余裕なんてありませんでしたが、浪人して一定以上の英語力がついたときに本著と出会い、英文の奥深さを垣間見ることができました。

受験参考書という括りでは収まらない内容で、一つの英文を通じて、その背景にある知識と様々な周辺知識を駆使して、英文を‘楽しむ’著者の姿を感じることが出来たのです。
それでも当時の私には内容が高度すぎて半分ぐらいで挫折してしまい、大学合格と共に、廃棄してしまいました。現在は絶版となっていますので、復刊を期待しています。


『新英和中辞典』★★★★★
高校時代から大学合格まで英語学習を友に過ごした戦友とも言える紙辞書。大学合格時には赤線の引いていないページはなく、表紙も取れてボロボロになっていました。


以上の他にも、買っただけでほとんどやらず廃棄してしまった参考書や問題集がたくさんありました。記憶に残るもの、そして今も手元に残っていて書斎の本棚を飾っているものは本当に数えるくらいしかありません。この数冊との出会いの後ろには、私によって葬られてしまった多くの参考書があることも、しっかりと記憶にとどめておきたいと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする