英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

信州大学農学部AFC祭

2010年09月25日 | 子育て
妻と長男が、信州大学農学部のAFC祭に行ってきたそうです。
ちなみにAFCとは“信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター”のことだそうです。

都心の大学だけでなく、地元にある大学の催しに行くのも良いですね。

丸太切り競争に挑戦!

<追記>
木工教室でおもちゃを作ったようです。


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長文読解力を構成するもの

2010年09月25日 | 英語勉強法
長文が読めるようになる(or 解けるようになる)には、多くの大学受験生が、次のようなレベルを歩んでいくと思われます。

1.単語レベル
一語一語の単語をつなげて訳すレベル。文型などの英文構造には無頓着。

2.一文レベル
英文構造、つまり主語と動詞を意識して文章をとらえられる。しかし、前後関係には無頓着。

3.複数文レベル
各文章の前後関係・つながりを意識できる。しかし、段落の関係には無頓着。

4.段落レベル
段落間のつながりを意識できる。

5.鳥瞰図レベル
各段落の役割を把握し、長文全体で筆者の言いたいことをくみ取れる。


多くの受験生が2か3のレベルにいるときに英語の壁を感じてしまうようです。文章全部は読めるものの、読み終わった後、長文全体で筆者が主張したいことがわからず、「文章は読めるが、問題が解けない」「時間内に長文を読み終わらない」状態で、問題を解き終えても煮え切らないものが残り、「英語を勉強しているのに伸びない」と感じてしまうのです。

長文読解力・速読力はあらゆる英語の力が一体となったものなので、総合的な力を上げていくしかないのですが、その一端を担うのは、紛れもなく、パラグラフリーディングです。


しかし、時間内に相当量の英文を読み、問題を解答するには、違う見方が必要だと私は考えます。つまり、長文読解力と速読力を構成する影の主役は、リテンション(retention)と背景知識なのです。

リテンションは保持力・記憶力と訳せましょうか。長文を読んでいく過程で述べられていることを覚えていく力です。私もそうでしたが、英語力がつき始めた最初の頃は、どうしても一文一文を必死になって読み、結局、前後の関係なんか意識するなんてできませんでした。そして、文章全部は読めるものの、読み終わった後、「とどのつまり、この長文で言いたいことは何なんだ?」ということになり、結果、内容一致など配点が高い問題を落とす羽目になるのです。上述した「文章は読めるが、問題が解けない」状態です。

普段からリテンションを意識して、読んだ英文の内容を覚えていく訓練を積み、全体で何を言おうとしているのか常に意識できれば、設問を解く際の時間を節約できます。また、英文が聞こえた端から消えていってしまうリスニングにおいては、リテンションは絶大な効果をもたらします。

背景知識は、言わずもがなですね。書かれている英文のトピックに詳しければ、英文の流れを推測しながら読めます。予想とずれていれば予想を修正しながら読んでいけば良いだけのこと。たまたま、自分の趣味などの得意分野の英文がでると、自然と予測しながら読めているので、「今回はできた」という感覚に陥るわけです。

TOEICでも、問題集などで類似した内容のトピックがでると、気持ちに余裕を持って問題と対峙できます。


コメント (4)
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