英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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教材を絞る

2013年04月18日 | TOEIC・英検など
『TOEICテスト新公式問題集Vol.5』のパート3・4のスクリプト計40題の暗記に取り組んでいます。
でかい声で音読し暗唱に努めていると、それまで気づかなかったことに気づきます。例えばTEST1に
~, we could really use your help updating the interior.
とあります。

この could use は、『新公式問題集』には何の解説もありませんが、実は口語ではよく使われる表現です。LONGMANでは次のように定義されています。
if you say you could use something, you mean you would really like to have it
私がこの表現を知ったのは、1年間の留学を終えてシアトルから帰国した2002年のことです。英語力のブラッシュアップのため、NHKラジオ講座「ビジネス英会話」を毎日聞いていました。2002年10月号で主人公の大滝怜治が面接の場面で、何か飲み物は欲しいか聞かれて
I could use some water, please.
と発言していました。

その後、大学入試でも見かけるようになり、2005年日本大学理工学部の対話文問題で
I think I'm just burned out. I could use a vacation.
と出されていました。

昨日は3ヶ月に一度の術後定期診断のため、大学病院に行って来たのですが、病院までの車中で聴いていた『解きまくれ!リスニングドリル TOEIC TEST Part1&2』の128番でも I could use a vacation. と出題されているのに気づきました。
一つの教材を何回も繰り返しやり直し、奥深く追求していくと思わぬ発見があり、それによって知識は定着していくものです。大学入試の時を思い出してみても、やはり多くの教材に手を出し過ぎていた時は、勉強時間は取れるが成績は思うように伸びていませんでした。

英語力の向上には必ずしもたくさんの教材は必要ありません。自分で「これだ!」と決めたものと心中するつもりで、やってみる。そうすると確実に力がついてきます。


コメント
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