英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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TOEIC(IP)かTOEFL(ITP)か

2016年03月15日 | TOEIC・英検など
大学に合格した生徒や大学在学中の生徒から、クラス分けやレベルチェックの目的で行われる TOEIC(IP)の相談をよく受けます。在学中の生徒たちからは「進級にTOEIC600点が必要」とか「就活の履歴書に書いても恥ずかしくない点数を取りたい」など相変わらずのTOEIC人気がうかがえますが、大学に合格した生徒たちからは「今年から入学直後に実施される英語のテストが、TOEFL(ITP)に変わりました」という声を多く聞きます。やはり大学は学問をするところ。TOEICよりはTOEFLという趨勢になりつつあるようです。

University of Washington 2001年10月撮影
TOEICは4月までは「新TOEIC」という形式一本で、公開テストもIPも基本的に同じです。しかし、TOEFLにはいくつか種類があります。大学ではITPがほとんどですが、そのスコアは公的な証明にはならないのがTOEICのIPとの違いです。初めての人にとっては非常にややこしいので、以下にまとめておきます。


新TOEIC
2006年5月から旧TOEICにとって代わって行われている、公開試験として受けるTOEIC。

新形式TOEIC
2016年5月の公開試験より実施される、新しいTOEIC。

TOEIC(IP)
企業や学校などで団体受験として受けるTOEIC。公開試験で使われた過去問が使われる。スコアは公開試験で行われるTOEICのスコアと変わらない効力を持つ。新形式TOEICのIPは2017年4月から導入予定。


TOEFL(PBT)
紙ベースで受けるTOEFL。677点満点。

TOEFL(CBT)
コンピューターで受けるTOEFL。300点満点。

TOEFL(iBT)
インターネットを介して受ける最新版のTOEFL。120点満点。
日本で受験する公開試験はすべてiBT。

TOEFL(ITP)
企業や学校などで団体受験として受ける紙ベースのTOEFL。TOEFL(PBT)の過去問が使われるが、ライティングとスピーキングはない。そのスコアは公的書類として利用することはできない。


TOEFLの公開試験は受験料も高いので、頻繁に受けるのは憚られます。留学の予定がなければ、学校でTOEFL(ITP)を受けつつ、TOEICも受けて、就職活動などや転職などにスコアを利用するという感じでしょうか。もちろん、英検、IELTS、TEAPもあります。目標に合わせて各種検定試験を英語力伸長のベンチマークとしていきたいですね。

University of Washington 2015年6月撮影


コメント
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