英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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人生の扉を開ける時

2016年03月08日 | 指導現場にて
国立大学二次試験の結果が発表され始めました。合格を勝ち取り春からの新生活に心躍らせる者がいる一方で、希望の結果を得られず、浪人という選択をする生徒も毎年います。そんな時に思い出すのが、今から24年前に録音された一本のテープ。ラベルには「潮田五郎の英語(最終回)」の文字。
私の英語力の礎を構築してくださったのが、代々木ゼミナールの潮田五郎先生。受験も間近に迫った1992年1月27日。前年の4月から受講してきた潮田先生の「総合英語ゼミ」の最終回を録音したものです。

以下のようにお話しをされ、最終回の授業を締められていました。
・・・、まあ、浪人の人は今年は必ずどっかに入らないといけませんね。いつまでもこんなところ(=代ゼミ)に来ているようでは駄目です。まあ、現役の人はもう1年ぐらい来てもいいとは思いますが(笑)。できたら自分の志望校、たとえ入れなくても、二番目、三番目、四番目のところからお迎えが来たら行ったらいいですよ。ますます世の中受験の点では不利になっていくような気がしますから。早く大学生になって新しい勉強に励んだらいいと思いますね。まあ、最終的には君達自身が決めることですけども。
ということで、いい結果を待っていますよ。春休みの講習会はまたここに来ていますから、その頃にはもう結果が出ているでしょうから、いい結果があったらチラッと立ち寄って「ここへ入りました!」っていう風に聞かせてください。それが楽しみの一つですから。
Good luck! Never come back! さようなら。

第一志望に受からなかったとしても、第二志望で次の目標へ向かってスタートを切ればいい。第三志望で新たな人生の時を充実させればいい。もちろんこれは、第一志望合格を信じて頑張ってきたものには受け入れられない言葉かも知れません。でも、歳を重ねて感じることは、どんな環境でも出来る限りの最高の選択をし、努力を続けたものには、その後の人生で何ら変わらぬ結果が待っているということです。

私は幸いにも二浪をして第一志望に合格できました。その合格があったから今の仕事があり、現在の自分がいると思います。でも、あの時の行動は若気の至りと言われてしまえば否定はできません。どんな環境下でも努力できる姿勢があれば、将来の結果はたいした違いはないと思います。結局、大学受験とは、その努力できる姿勢が培われる人生の一ステージのような気がしてなりません。

どんな選択をするかは、受験生の君たち次第です。でも、どんな選択をしようとも、受験を通して培った努力する姿勢だけは、どうか忘れないでください。


コメント
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