沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

右腕 不満有りますか?

2020-08-18 | 健康
先週は、検査週間でした。
可哀想だった気がするのは、右腕。

火曜日 血液検査の採血。
左右の腕を出したら、右腕が選ばれた。
鋭く尖った注射針が右腕の静脈を狙う。

CT。
造影剤の注入は、右腕が選ばれた。
右腕の静脈にヨードが注入され、カラダが燃えてくる。

水曜日 胃カメラ。
左側臥位なので、麻酔注入は左腕だった。
眠ってしまい、記憶が無い。

木曜日 診察で、血液検査が追加された。
左右の腕を出したら、右腕が選ばれた。
鋭く尖った注射針が、容赦なく右腕に刺さる。

金曜日 眼底検査。
瞳孔を開く目薬で散瞳したため、目が開けられないほど、太陽が眩しい。
それで、黒いサングラスにマスク姿の怪しい風貌になっってしまった。
右腕は、大丈夫だった。

MRI。
閉所恐怖症なので、狭い宇宙カプセルから、逃げだしたい一心だった。心電図の波動が高ぶるのが、自分でも分かった。
空を飛んでいることを想像して、耐えた。
工事現場の杭打ち音に助けられた。

ひたすら検査の早期終了を切望しており、造影剤の注入で右腕が選ばれたが、それどころではなく、気にならなかった。

土曜日 PET -CT。
輪っかが大きく、ドームも短く、恐怖心は無かった。造影剤の注入は、右腕が選ばれた。

右腕からすれば、1勝5敗の不本意な成績。
1勝も、左側臥位なので、不戦勝といえる。

「針を刺す方は、医師、看護師、検査技師とそれぞれ別人にも関わらず、何で右腕ばかり選ぶのだろう?」と、右腕は思ってるに違いない。

血を吸うのが専門のヤブ蚊は、吸う場所を自由平等に選んでおり、右腕だけ攻撃することはない。

採血の専門家は「どちらの腕がいいですか?」と一応尋ねるが、差し出した左腕の静脈をトントン叩いて、「右腕もみせて下さい。」と言い、結果、差し出した右腕が選ばれる。

右腕には、連日の針の跡がわかるはずだが、それを避けて針を刺してくる。手首に近い静脈を選ぶ強者もいる。

私からすれば、右腕でも左腕でも違いは無い。右利きにつき、常に仕事をしている右腕からすれば、連日何度も針を刺されて不満があるのではないかと思い、書いてみました。