飼育開始直後のホホジロザメ(5日、沖縄県本部町、沖縄美ら海水族館提供)
沖縄美ら海、ホホジロザメの死因調査へ 「彼のため標本に」
2016年1月9日 10:47 沖縄タイムス
沖縄美ら海水族館のホホジロザメが飼育開始から3日で死んだ
7日まで安定。8日に急変、水槽底に沈み、獣医師の処置でも改善せず
同館が解剖して死因を調べ、生態解明に役立てる。標本にして残す
【本部】世界で唯一、水族館で生体展示されていた本部町の沖縄美ら海水族館の雄のホホジロザメが8日午前9時32分、死んだ。同館は解剖して死因を調べ、生態の解明にも役立てる。飼育日数は3日間だった。
4日に読谷村漁協の定置網にかかり、5日から同水族館で飼育、展示していた。同水族館によると、7日までは安定した泳ぎを見せていたが、8日早朝に状態が急変。泳ぎが困難となり水槽底に沈んだため、飼育員と獣医師が処置したが、改善しなかった。
魚類チームリーダーの野中正法博士は「ホホジロザメを見に来る客もいたので残念だが、これからが大切。彼のためにいろいろと調べて標本に残すのが使命。他のサメとはまったく違うので新しい知見を得られた」と話した。
死んだ個体は体長約3・5メートル。ホホジロザメは映画「ジョーズ」のモデルになった最も凶暴なサメで、高速で泳ぎ続ける習性があるため、輸送や飼育が困難とされている。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=149094
美ら海水族館のホホジロザメ死ぬ
本部町の沖縄美ら海水族館で5日から飼育され、人気を集めていたホホジロザメが8日午前、死にました。
RBCニュース(琉球放送) 2016/01/08 19:03
美ら海水族館では読谷村の定置網で捕獲された体長およそ3メートル50センチのオスのホホジロザメを今月5日から飼育し、公開していました。
映画ジョーズのモデルとして世界的に有名な反面、これまで世界でもほとんど飼育例がないことから生態は謎に包まれていて、7日まで水槽の前には大勢の来館者が集まり、どう猛さを秘めた泳ぎに見入っていました。
「体が大きくてすごく凶暴そう。間近で見たら(迫力が)凄かった」「実物を見られるなんて、一生に1度有るか無いかですから本当に嬉しい」(来館者)
美ら海水族館では長期飼育をめざし、24時間体制で状態を見ていましたが、8日朝になって水槽の底に沈むなど状態が悪化し、獣医師らが 処置を試みたものの午前9時半ごろ死んだということです。
水族館では死んだ原因を調べるとともに今後、解剖するなどして、謎が多いその生態を少しでも解明したいとしています。
QAB琉球朝日放送 報道制作部 2016年1月8日 18時31分
本部町の美ら海水族館で、1月5日から展示が始まった全長3.5メートルのホホジロザメのオスが、展示開始4日目の1月8日の朝早く、水槽の底にいるのが見つかりました。
飼育員と獣医師が別の水槽に移して処置をしましたが、8日の午前9時半頃、死んだことを確認しました。
水族館では、サメを解剖しても、死因の特定ができず、今後、研究者と解明を進めたいとしています。ホホジロザメの展示は、世界で3例目でしたが、すべての場合で長期間の飼育はできていないということです。
http://www.qab.co.jp/news/2016010876412.html
沖縄美ら海水族館の「ジョーズ」死ぬ 世界唯一の飼育例
朝日新聞デジタル 2016年1月8日15時41分
沖縄県の沖縄美(ちゅ)ら海水族館で5日から飼育、展示されていたホホジロザメ(ホオジロザメ)が8日、死んだ。ホホジロザメは飼育が極端に難しく、現時点では世界唯一の飼育例だった。死因は不明で、水族館は「今回の事例から学び、今後に生かしていきたい」としている。
死んだのは全長約3・5メートルの雄。今月4日に同県読谷村沖の定置網にかかって翌日水族館に運ばれ、「危険ザメの海」という約15メートル四方、水深約4メートルの水槽で展示されていた。7日まで元気に泳いでいたが、8日早朝に泳げなくなり、飼育員や獣医師が手当てしたが午前9時過ぎに死んだ。
映画「ジョーズ」で知られるホホジロザメは、サメの中で最も危険な種とされる一方、世界的にも飼育例がほとんどなく、過去に米国で数カ月間、島根県立しまね海洋館アクアスで4日間の飼育、展示例があるだけだという。
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