四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

偏向報道

2008年11月26日 | 論評・研究

 昨日の旅行参加者の方々も、元気に朝から活動しておられる。後処理もあるので、うちの会社にも次々来られた。

 皆さん、テンションが高く、「本当に参加して良かった」という声が大きく、うれしいことだと思った。東京には時々は行って、刺激を得てくる必要がある。

 午後、お見舞いに行った。今は市立病院でも一日100円で、テレビについているインターネットが使えるそうだ。

 東京研修に行ってもらう予定だったが、骨折されて行けなくなった方だったので、東京の様子や義家参議院議員のおっしゃっておられた「最近のマスコミはニュースジャーナリズムではなく、ニュースショーになってしまった」という話などを報告した。

 東京で朝ニュースを見ていたら、毎日新聞の「ちょびヒゲ」を生やした与良編集委員がイギリスで14.5%の消費税を2%引き下げるというニュースの解説で、「イギリスのブラウン首相の経済政策は国民に支持されています。最初は麻生総理くらいの低い支持率でしたが、日本と違ってイギリスは消費税の引き下げなどしっかりした対策をしているからです」と言っておられた。

 同じ時間に裏番組のNHKBSでイギリスの国営放送BBCのニュースが流れていて、2人の女性がブラウン首相の経済対策に質問を受けていた。

 1人は子ども連れの30代女性、もう一人は50代くらいの女性だった。
 二人は個別政策について様々な意見を述べた後、インタビュアーが「それでは最後にお聞きします。いろいろご意見はあると思いますが、総合的にみて今回の政府の経済対策を支持しますか?」と問いかけた。

 二人は即座に揃って親指を下げ、「全く支持しません」とブーイングだった。

 BBCが超偏向報道をしているのか?与良解説委員が超偏向記者なのか?どちらかが全くのウソを流している。

 麻生総理にも発言が軽率な面があるが、日本国憲法に定められた民主手続きを経て選ばれた日本の代表であり、新聞記者や評論家、タレントはもう少し敬意を払うべきだ。

 「選挙を経ていない」ということがそんなにいけないと野党も言うのなら、憲法改正をして総理の選出の方法を変えることを提議すべきだ。

 総理がテレビで、評論家やタレントに馬鹿にされ、笑われている様子を見ていて、お年寄りや先輩、目上の人に敬意を払う社会ができるだろうか?

 日本経済新聞東京本社から、あやべ福祉フロンティアの件で電話取材があった。「福知山税務署とのやり取りの件は、その後どうなっていますか?」ということだった。

 今日、ちょうど配達証明で国税不服審査請求書を出すところだったので、状況を話した。

 こちらからの一方的な説明ではあったが、「綾部市議会では国税庁長官に対しても全会一致で意見書を上げていただいており、綾部市民の一致した見解として、不服審査を請求していきたい」と話すと、「それは誰が聞いても税務署の方がおかしいですね」と同調していただいた。

 流山訴訟との比較を聞かれたので、「うちのケースは流山のケースよりも、もっとひどい国家権力の横暴だ。だから、異議申し立てや不服審査請求をしている」と話した。

 現場の状況を真面目に聞いて報道してもらえたら、おかしな報道にはならないと思うが、「国家権力の横暴」→「政治家はひどい」という抽象的な部分だけが一人歩きして、集団になると、編集委員の手元では手がつけられない偏向報道に変わるのだろう。

 夕方から、もう一人、別の方のところのお見舞いに行った。


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