四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

商業振興、NPO、新規就農支援

2009年11月25日 | 論評・研究

 朝、あやべ印刷にデータ入稿した後、商工会議所へ向かう。
 先日、東舞鶴での講演会でご紹介していただいた日本カード㈱の信濃社長さんと役員の方々から、綾部の商業の状況を知りたいというご依頼があり、井上専務にお時間をとっていただいた。

 その後、平野副会頭もご紹介して、Aカードの現状についても話を聞かせていただいた。日本カードの方々はAカードの取り組みについて、「これはスゴイ!」と感嘆の声を上げておられた。
 Aカード導入の際には、日本カードにもプレゼンをしてもらわれたそうで、平野さんは日本カードの研修会にも出て、どういう仕組みが良いのか研究されたそうだ。

 西町商店街の様子も歩きながら見ていただいた。国の制度を活用して、商店への初期負担がない形での商店街振興策が具体的に考えられれば、またご提案いただくことになった。

 全国ほとんどの商店街が周辺環境やライフスタイルの変化により、厳しい状況だ。
 高度化資金の返済についても、せめて公共部分(アーケードなど)の今後の返済については、京都府や国が抜本的な対策を打ち出さなければ、状況はますます厳しくなるだろう。

 全国商店街振興組合連合会の桑島理事長は、「商店街は市民生活のライフラインだ」とおっしゃったが、まさにそうだと思う。
 大店法の改正などが商店街に与えた影響も大きく、現状は必ずしも商店主にだけ原因があるのではないと思う。
 国の商業予算は、わずか200億円ほどらしい。綾部市の一般会計に毛が生えたような予算を全国で分け合っている。
 農業に戸別所得保障をするのなら、商業にも高度化資金の返済をチャラにすることをしたらどうかと思う。国にお金がないのなら、鳩山首相のお母様に出してもらえば良いのではないか。

 午後、兵庫県立大学の学生さんが、地域通貨ゆーらの研究で来られた。僕にとっては、フロンティアやNEXTなどの活動の一環に地域通貨があるということを説明した。
 NPOやソーシャルキャピタルの理解がなければ、地域通貨がイメージしにくいが、NPOの授業でそういうことを勉強しておられるようだ。
 青少年福祉にも関心があるということで、サポステにも案内し、ボランティア登録もしてもらった。来年、京都市内に就職されるそうだが、またサポステの事業に参加してもらえたら、ありがたい。

 夜は、あやべ農業友の会の例会に参加した。農業の経営のあり方について、様々な意見が出ていた。
 新規就農支援とは、農業のことだけでなく、生活設計全体の支援をしなくてはいけないのではないかと思った。また、新規就農者に対して、こういうふうな補助の出し方の方が良いのではないかと感じることもあった。


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