長い一日だった。
深夜3時頃、妻が病院に電話している声で目が覚めた。子どもが産まれそうだと言われて、寝ぼけまなこで市立病院に向かった。
朝7時、7時半にアポがあったため、いったん病院を出る。
小源太と涼子のことはうちの母に預けてあったが、母も7時半に自分のことで病院に行くと言っていたので、小源太たちをどうしようと思いながら、訪問先で話をしながら、ジャンジャンかかってくる電話に対応する。
そのまま午前中は挨拶回りに行ったが、途中で「無事、産まれた」との連絡が、お義母さんから留守電に入っていた。
午後も打ち合わせや来客。そして、自民党の党費集金が遅れていたので、それも回る。
16時からはNPO法人ふきのとうの理事会に出席。工事はようやく始まっている。今後の運営や職員体制のことについての報告を聞く。
17時半に事務所に立ち寄り、ようやく18時半に病院に行って、産まれたばかりの次男と対面した。
小源太や涼子によく似ていると言われたそうだが、そうでもないような気もする。目を開けたら、どんなふうなんだろう?
小源太たちよりも大きく3005グラムの赤ちゃんだった。家族が五人になり、家がずいぶん賑やかになるようで嬉しいが、まずは名前を付けなければならない。考える時間がほとんどないのに、「11月中に届け出ないと児童手当を1ヵ月分もらえない」と妻が言っていた。
そのまま食べ物を買って会社に戻り、今日中に仕上げるべき広報物の作成を行う。それ以外の書類整理などもあり、結局0時前になった。
机に積み上がった書類は、全部捨ててしまえばせいせいするのだろうが…。まだまだ煩悩の真っ只中にいるので、捨てようにも捨てられない。