今日は、山下たーちゃんの1周忌法要に参列させていただいた。
たーちゃんは並松で生涯暮らし、父より5歳年上の幼なじみで、選挙の時も常に一緒に行動してもらっていた。
たーちゃんは子どもの頃から病気がちで、結婚せず子どもがなかったため、僕や弟妹のことを我が子のように可愛がってくれた。
フロンティア草創期の運転ボランティアでもあり、両丹企画の株主でもあり、サポステの大家さんでもあった。
喪主であったお姉さんのあんちゃんが、「今日は忠男が一番来てほしかった方々にお越しいただき、忠男も大変喜んでいると思います」とご挨拶された。
食事会の最後に、父と山根さんがたーちゃんに教えてもらったという“別れの相撲甚句”を披露した。たーちゃんは相撲が大好きだった。出棺の際にもこの“別れの相撲甚句”のテープが流された。
当地興行も本日限りよ
勧進元や世話人衆 御見物なる皆様よ いろいろお世話になりました
お名残り惜しゅうは候えど 今日はお別れせにゃならぬ
われわれ立ったるそのあとも お家繁盛、町繁盛 悪い病いの流行らぬよう 蔭からお祈り致します
これからわれわれ一行も しばらく地方を巡業して
晴れの場所で出世して またのご縁があったなら 再び当地に参ります
その時ゃこれに勝りしごひいきを どうかひとえに願いますよ
折角なじんだ皆様と 今日はお別れせにゃならぬ
いつ またどこで逢えるやら 思えば涙がパラリパラリと
幼なじみ二人の唄う相撲甚句を聞きながら、たーちゃんを思い出して涙が出てきた。
ヤッしゃん、たーちゃん、とずっと仲良く一緒の二人だったので、昨年の葬儀の際には、父も身体が半分なくなったように寂しそうだった。
本当に天気が良かった今日、お墓参りもして、久しぶりにたーちゃんと再会した。