朝から小雪舞う日曜日。
家族で、歓喜稲荷神社の大祭に参拝した。
“歓喜稲荷”は江戸時代から、並松の由良川に面して祭られてきた。お稲荷さんの前の川沿いの道は、伊能忠敬も歩いたと言われているし、京都へ向かう参勤交代の道でもあった。
“歓喜”という名前は大本の出口王仁三郎聖師が名付けられた。
特に、サービス業の商売繁盛にご利益があると、昔は月見町からたくさんのお参りがあったそうだ。
大本との関係も深く、神社敷地は大本教主から並松町自治会が譲り受け、今は自治会員が毎月交替で掃除をし、年に一度の大祭を行っている。
大本から祭員に来ていただき、無事に祭典が終了し、来賓としてご挨拶させていただいた。
ちょうど、歓喜稲荷の真向かいでは、京綾部ホテルの新しい温泉施設が建ちつつある。
京綾部ホテルのオーナー企業は“喜楽鉱業”であり、“歓喜”と“喜楽”は偶然なのか、因縁なのか、新しい温泉は並松町住民にとっても近くに良い施設ができることになる。
温泉客にも、歓喜稲荷神社を宣伝して参拝客が増えるようになるようにしたいですね、と挨拶させていただいた。
石田富夫自治会長が「歓喜稲荷に参拝していただいた皆さんは、商売繁盛で笑いが止まらないということになると思います」と締めくくられて、みんなで笑って閉式となった。
閉式後は、ふしみやさんのおでん、甘酒、きつね煎餅などで楽しんだ。