8日(月)は午前中、東八田地区の連長さんが国道27号の危険箇所の件で相談に来られて、そのまま一緒に土木事務所へ。小林所長と豊島技術次長に状況を説明し、何とか国交省に話をしてもらえないか?と要望。
夜は四ツ尾山の登山道整備プロジェクトの会合に出席した。綾部地区自治会連合会の安積連長を中心に、綾部地区公民館、綾部青年会議所、綾部市観光協会等の団体と市民有志で、綾部市街地の象徴的な山である四ツ尾山の登山道や展望所の整備をして、今後、綾部市街地を取り巻く山々を歩くルートづくりへとつなげたいと考えている。四ツ尾山は四つの尾根がある不思議な形をした山でもあり、新しい観光地にもなるのではないかと期待されている。
今日の会議では、今年度の事業の進め方と予算確保について協議。
9日(火)は朝から府議会へ。12時15分からは自民党府議団政調会の健康福祉部会長として、自民党府議団の二人の代表幹事と共に京都府医師連盟の新しい会長に就任された松井道宣先生とお出会いし懇談。
午後は団会議。
夜は正暦寺青壮年部「真由会」の役員会に出席。7月9日に予定している第2回「正暦寺夏祭り」の計画について打ち合わせを行う。
10日(水)は午前中から奥上林の老富会館へ向かった。老富町は福井県との県境に近く、綾部市街地から30キロ超ある。
NPO法人北近畿みらい(四方八洲男理事長)の事業に出席した。「田舎定食」を食べた後、理事長と水源の里・老富のリーダーである西田昌一さんが講演をされた。綾部市はもとより、福知山市、舞鶴市、京都市や兵庫県丹波市などから70名以上の方々が参加された。
奥上林出身である山崎清吾副市長も来賓として出席された。
水源の里条例を綾部市が導入した際のエピソードやその後の活動について、わかりやすく聴かせてもらった。綾部市が「補助してあげるから、やってみなさい」という姿勢ではなく、「一緒に頑張るから、なんとかやってみましょう!」という姿勢で、協働したことで住民の皆さんのやる気に火が付いたということがよく分かった。
高齢化、過疎化というのは通常、マイナス要素と考えられるが、高齢化は「知恵や経験が豊富」、過疎化は「まとまりやすく、まちづくりの材料が手に入りやすい」と考えれば、まさに「老富」という地名は「高齢化は財産である」ということを表しているように感じた。
高齢化は一部の大都市部を除いて、全国どこにでもある課題だが、避けられるものではない。それを受け入れ、どう前向きに生かしていくのか?それが大事なのだと思う。
老富は北近畿みらいの酒井正春事務局長の地元でもある。
講演の後は、老富会館からさらに福井県方面へ2キロほど行ったところにある市茅野という集落の奥にあるシャガの群生地を見学した。
まさに「圧巻」の群生だ。あと2週間ほどは観られるそうだ。
森林組合の勧めで、長年放置していた杉林の間伐をされたところ、シャガの群生に光が当たるようになったとのことだった。昨年、綾部市内の写真家の方が「これは保護していかなければならないのでは」と提案され、綾部市が動いて、地元の皆さんと共に少しずつ整備が行われている。
「生きていれば、いつかは花が咲くもんだ」と市茅野のリーダーである稲垣一男さんが感慨深くおっしゃっていた。
夕方は事務所に戻り、農林関係の予算について、振興局から来てもらって箇所付けの説明を受けた。