午前中、あやべ球場へ。高校野球京都大会で綾部高校が初戦に久御山高校を迎えた。さすが地元の綾部高校が出場するということもあり、平日にもかかわらず駐車場はいっぱいになっていた。
1回表の久御山高校の攻撃中に到着したが、すでに4点を入れられており、苦しい展開に。岸田敏明校長にも「なんとか取り返さないといけないですね」と挨拶して、外野の応援団席に座った。
久御山高校のピッチャーも長身、サウスポーの好投手で、コントロールが良く、ストライクが先行する。2回に1点を返したものの、中盤、綾高打線は沈黙し、逆に7回に久御山高校が追加点を入れて再び4点差となり、9回裏を迎えた。
途中、FMいかるのインタビューも受けた。「綾部人は粘り強いので、最後には逆転してくれると信じている」と答えた。
9回裏、もうさすがにダメかなというムードになっていた応援席を勢いづかせる2塁打を先頭の3番バッターが放ち、そこから粘り強く四球を選んだり、ヒットを続けて、あと1点まで来る。
2アウト3塁、代打の選手が執念でセカンドとファーストの前にポテンとボールを落として1塁に滑り込み、その間に3塁ランナーがホームイン。土壇場で同点となって応援団席は大騒ぎだった。
延長10回表にも1点を入れられたが、10回裏に2点を返してサヨナラ勝ちとなった。
あやべ球場で綾部高校が勝つのは初めてだったそうだ。そういえば僕もこれまで二回観に来ているが、立命館宇治、乙訓にそれぞれ負けている。
最後の最後まで何が起こるか分からない、そういう姿勢で自分も取り組んでいかなければならないなと改めて感じさせてくれた綾高の歴史にも残る好ゲームだった。
この夏、綾部高校が勝ち進み、綾部市民、そして綾部高校を活気づけてくれることを願っている。