15日㈮、8時40分にホテルを出て、丹後広域振興局の定期監査の一環の現地監査のために宮津市の養老漁港へ。養老漁港ではほぼ毎日「浜売り」をしておられて、安く新鮮な魚が誰でも購入できるそうだ。
燃料費高騰対策として、昨年度、殺菌冷海水・流動氷製造装置を導入され、その購入費に対して京都府が補助金375万円を出している。京都府漁業協同組合養老支所の永濱利幸支所長から説明を聴き、導入された機器を確認した。
流動氷というのはロックアイスのようなものかと思っていたが、もっと細かいシャーベットのさらにやわらかいようなものだった。ここに獲れた魚を入れておくと鮮度が保持されるそうだ。
続いて、伊根町のイガ口川砂防事業の現地視察を行った。丹後土木事務所の川端克久技術次長らから説明を受けた。
先日、常任委員会の管内視察で昼食を食べたお店も含め、一帯の小学校や民家、公民館を守るための砂防堰堤が建設されていた。平成28年~令和8年、総事業費8億円。
堰堤の壁には観光地であることに配慮されたパネルが取り付けられるとのこと。
次は与謝野町に行き、社会福祉法人北星会の特別養護老人ホーム与謝の園を視察した。最初に前田重人施設長に施設概要等を説明していただいた。
老朽化していた以前の施設を小学校跡地に移設新築されて、今年の春にオープンされた。建物と物品購入に対して、京都府は約4億円の補助を出している。資材や人件費高騰で相当苦労をされて、施設も当初計画より縮小されたそうだ。
施設も見学させていただいたが、新しい施設で機能や設備も充実していて、多くの方が入所しておられた。特別養護老人ホームとショートステイ、デイサービス等の事業を展開しておられるとのこと。
午後は丹後広域振興局にて、平井公彦局長以下、幹部の方々に定期監査を実施した。
私は福祉・医療を担当し、府立医大の「北部枠」が効果的に丹後の医師確保につながっているか、京都府北部医療センターに新設された社会人大学院の博士課程「北部キャンパス地域医学コース」のこと、丹後が「健康長寿日本一」であることをどう活かすか、認知症や在宅医療、看取り対策のことなどについて質問した。
平井局長は丹後が地元であることもあって、地域振興への熱量が高く、委員審査はいつもよりもざっくばらんな想いのぶつけ合いになり、将来につながる良い意見交換ができたのではないかと感じた。
15時頃に終了して、夕方、綾部の事務所に戻り、たまっていた書類を整理したり、ブログを書くなどの作業。
また、淳六伯父が25年間続けてきた随筆集「くりっぷ」が100号を迎えたので、その校正作業も。12月8日に大阪で100号記念の会が開催されることになっており、私も参加する予定にしている。