25日㈭から2日間、府議会・文教常任委員会の管外視察に参加し、東京方面へ。
最初は横浜市会を訪ねて、「ラグビーW杯2019及び東京オリンピック2020に向けた機運醸成に向けて」をテーマに担当課長さんお二人からお話を聴かせていただいた。
続いて、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)を現地視察。7万人が入るスタジアムで、京都スタジアムの3倍ほどの巨大なものだった。
天然芝と人工芝を混ぜた「ハイブリッド芝」や椅子やLED照明、スピーカー等の設備についての説明も受けた。
次は台東区上野にある東京都美術館へ。同館は大正時代に九州の炭鉱王であった佐藤慶太郎氏が当時のお金で100万円(現在の価値では約33億円)を寄付され、日本初の公立美術館として開館された。
最近では、上野公園一帯にある動物園、博物館、芸術大学、他の美術館、文化会館等と連携して「あいうえの」という企画をしたり、「とびラー」というアート・コミュニケーターを一般公募して、市民目線でのアートの広がりを創り出すことに力を入れておられるそうだ。
26日㈮、視察2日目は武蔵野市の「武蔵野プレイス」を訪問した。武蔵境駅前にあった国の食糧倉庫の払い下げを受け、市が図書館を核とした市民活動拠点を整備された。
福知山駅前の市民交流プラザのような施設でもあり、綾部市のハートセンターのような機能を持った施設でもあった。武蔵野市は所得も高いそうで、お金があるからこそできる施設ではあるが、使用のルールを柔らかくして多くの利用者を求める姿勢など、公的施設のあり方を考える上で参考になった。
マンガ本もたくさんあるようで、貸出予約の書架にたくさん置いてあった。
ここで視察を離脱し、午後は全国森林・林業・林産業活性化促進地方議員連盟の全国連絡会議定時総会に出席した。今年度から府議会の森林・林業活性化議員連盟の会長を務めているため、議連を代表して、この会議に出席した。
今月就任されたばかりの林野庁の本郷浩二長官等が来賓としてお越しになった。
総会後の講演は山形市にある㈱シェルターの木村一義社長が講師を務められ「木造都市への挑戦ー都市(まち)に森をつくるー」と題してお話になった。木村社長は世界最先端の木造建築特許技術を生み出され、日本から木造建築都市を創造しよう!と檄を飛ばしておられた。大変力強い講演だった。