1月市長選、4月知事選が終わり、次は6月に参院選がありますが、綾部市においては8月の市議選が大変重要な意味のある選挙となります。
今から44年前、昭和53年(1978)8月27日に行われた市議選では28議席を40人が争い、「90.64%」という驚異的な投票率でした。当時の有権者数は31,892人です。
4年前、平成30年(2018)の市議選は18議席を21人が争い、投票率は「58.95%」で有権者数は28,562人です。40年で有権者は3,330人しか減っていませんが、投票者数は11,945人減りました。その一因は議席数が28から18に減ったことだと思っています。候補者が「縁遠く」なりました。昭和53年には最も有権者数が多い綾部地区で10名以上が立候補しておられますが、4年前はこれが3名となりました。同じ自治会、親しい友人、同級生、親戚が立候補され、「初めて選挙に関心が生まれた」という人は数多くおられると思います。
人口減少に合わせて議席を減らした時代、その後、今度は「後を継いで出てくれる人がいない」と議席をさらに減らす論が常に出てきていますが、議席は議員の権利ではなく、市民の権利(行政への発言権)であり、市民発議の議席減はあっても、議員が自ら議席減を発議するのにはナンセンスだと思っています。むしろ立候補者を増やす努力を議員や議会がどれだけやっているのか?という自戒が私にはあります。
そこで、政治や選挙に関心を持ってもらう人を増やしたいと、数年前から「げんたろう政治塾」を開講するようになりました。前回は2020年9月16日に第4期「げんたろう政治塾」を開講しました。
そして、今月26日㈫19時から自民党綾部支部事務所(並松町)にて、第5期「げんたろう政治塾」を開講します。
いつも通り、受講資格は「関心がある」ことのみ。年齢、居住地等は一切問いません。受講料は1,000円ですが、高校生以下と自民党員は無料とします。
今回のテーマは「政治家とは『社会企業家』である」です。
最近つくづく感じることは「政治家は社会企業家」であり、社会に有益なシステムを開発し、議会を通して実現していく仕事です。
議会では制度や予算を通すことで、そういうシステムを「実現」することができます。提案しても行政がシステムを創造してくれない場合は、自らそのシステムを創造し、実行していくバイタリティも求められます。
議会の中に収まっていても、議員の仕事は完結しません。議員が議会で質問することは義務ではないし、目的でもなく、手段です。そこをはき違えていることが議員にも市民にも増えているように感じます。そういったことを自らの体験も踏まえて、お話ししようと考えています。
そして、その中から「我こそは!」と夏の市議選に立ち上がる人や立ち上がる仲間を応援して押し上げる、そんな方がたくさん出てきて、綾部の政治を活性化させていただければとも思っています。
また、選挙や組織構築には戦術や技術も必要です。受講生から希望があれば、私が経験で培った戦術や技術は何でもお教えします。
お問い合わせやお申込みは上記、四方源太郎事務所の電話、FAX、メールへ、もしくはFacebookやTwitterを通してでも結構です。
お申し込みをどうぞよろしくお願いします。