17日㈰、小源太が初めての体験で、ライブに出演させてもらった。
福知山市大江町の「アルモニーア」という音楽レストランで、㈱スリーエス(福知山市、丸岡陽太社長)の従業員とそのご家族のバンド「BLACK DOG」の初ライブがあり、そこに小源太も参加させてもらった。
たまたま2月に丸岡社長に小源太のギター演奏を聴いてもらうことがあり、その後でお誘いがあった。これまで家で一人で弾いていただけの小源太は喜んで練習に参加し、今日の本番を迎えた。
よくも初めて会う大人たちに交じって、物怖じせずできるものだと感心するが、小源太は昔からどこへ行っても友達ができ、小さい子からお年寄りまで誰とでも打ち解けられる性格で、年下の子からタメ口で話されても全く苦にしない「フラットくん」だ。
このバンドのリーダーは中学3年生のキリくんという男の子で、彼がボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌いたいと言ったことから、高校生の伴奏者として小源太が誘われた。K&Kという記念すべき小源太の初デュオの名前をキリくんが考えてくれた。
最後の打ち合わせと食事の後、ライブが始まった。
どれだけ多くの弾が飛んだら
それらが永遠になくなるの?
どれだけ多くの耳を持てば
人々の泣く声が聞こえるの?
どれだけ多くの死者が出れば
余りにも多くの人々が死んでしまったと気が付くの?
まさに今の時代に訴えかけるメッセージソングだ。「答えは風に吹かれている(The answer is blowin' in the wind)」の「風」とは「国際世論」のことだと思う。戦争を止められるのは私たち一人一人の声から生まれる「風」なのだと思う。
最初の話では1曲の参加予定だったが、結局、全ての曲を一緒に演奏させてもらっていた。
丸岡社長は年齢が僕の一つ下の若い社長で以前からの友人であるが、従業員家族と和気あいあいとした明るい社風を創り上げておられるのがよく分かった。
最後に従業員から感謝のプレゼントが社長に渡されたが、その演出を知らなかった部外者の小源太は舞台袖に下がる段取りを知らず、舞台上に取り残されてしまっていた(笑)
心地よい疲れだったのだろう、帰るとすぐに寝てしまったようだが、良い経験をさせてもらえて満足げだった。他の人と合わせたり、多くの人に聴いてもらうのが音楽演奏の醍醐味なんだと思う。