9日㈫、午前中は「げんたろう新聞」を配りに、あやべ台団地と多田町へ。田植えなど農作業に皆さんお忙しそうだった。
午後は京都府の今年度の事業箇所の説明に、中丹東土木事務所長や中丹広域振興局の農林商工部長らがお越しになった。
綾部市内でも事業は着々とは進めていただいているが、中丹東土木事務所管内では舞鶴市内で約30億の事業に対し、綾部市内では約10億と大きな開きがある。これが少なくともここ20年ほど続いており、そろそろ綾部に大きなお金を回していただく時期ではないかと思っている。
農林事業に関してはそんなに差があるわけではなく、綾部市内でもほ場整備、治山事業、ため池改修、森林整備などを進めていただいている。
夜は同級生の由良ノリエちゃんからの誘いで、コドモエナジー㈱(大阪市)の岩本泰典社長を紹介してもらい、一緒に会食させてもらった。
コドモエナジー㈱では「ルナウェア」という有田焼を加工して作る「光る石」を使った商品を販売しておられるそうだ。漫才師シャンプーハットのてつじさんが綾部で古民家を購入して活動していることから綾部との縁ができ、何度かお越しになっているそうだ。
岩本社長は第4回ものづくり日本大賞(経産省所管)で内閣総理大臣賞を受賞されるなど、アイデアと行動力で様々な事業を展開しておられるとのこと。本社は大阪市だが、工場は福島県の川内村にあり、震災復興にも協力しておられるそうだ。
なぜ綾部が人を惹きつけるのか、それはこの土地が持つ「力」なのだと思うが、「力」のあるところで生きていくには、その「力」に負けないだけのエネルギーは必要だ。だからある意味苦しいし、うまくいかないことが多い。マラソン選手が高地ではタイムが出ないように、綾部は精神的修養にはなるが、ここではなかなかうまくいかないという土地柄があると思っている。
それにはこの土地や人にまつわる歴史が深く関与していると考えており、そういうことの話をいろいろとさせていただいた。長い目でお付き合いいただければと思っています。