定年後の田舎暮らし

 定年後、神奈川県から北海道のニセコへ移住し、田舎暮らしを始めました。

精霊流し

2009-08-16 06:59:15 | Weblog
 8月15日で旧盆が終わりますが、この日、長崎市では精霊流しが行われて,有名な伝統行事となっています。



 わが町でも精霊流しは昔から行われており、私達も仏壇のお花や供物を箱に入れて、海岸の傍まで持って行き、故人の供養をしました。





 そのやり方は各家庭により、また、宗教によって異なっていますが、初盆の家庭では大き目の舟に灯篭を飾って、故人の霊を極楽浄土へ送り出すのです。



 その中でひと際目立つ精霊舟がありました。聞いてみると、島原出身の方だそうで、島原独自の伝統工芸品の一つ、切子灯篭を飾った舟を作ったそうです。

 初盆を迎える家庭に親戚や知人などから贈られる切り子灯籠は、島原市の文化財に指定されています。

 「切り子」は立方体の角を切り落とした多面体のこと、木枠に和紙を貼って火袋を作り、それに家紋を貼り、紙製の袴などを取り付けて仕上げるそうです。1灯篭で3300円もするとか・・・

 昔は海や川に流していましたが、今は流すのは禁止されています。宗教によっては、お寺ごとに船にまとめて乗せて海の上を廻り、最後に焼却するところもあるようです。

コメント
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