このところ急速に雪解けが進んできました。そろそろ、近くの渓流の雪も解けて、ヤチブキが咲きだしたのではないか?と、カメラと三脚を持って下りてみました。
固い雪原を長靴を履いて下りていくと、期待通りあちこちの水辺に黄金色のヤチブキ(エゾノリュウキンカ)が咲いていました。水辺が朝日に輝いていました。
雪解けの水は冷たくて澄んでいるので、さざ波の中に黄色い花が映り込んでいました。
アップで写してみると、花全体が黄色です。押し花にできます。
水の流れの中で一部沈んでしまった花が泳いでいるようでした。
ふと足元を見ると、赤い変な格好の花が!「ザゼンソウ」です。水芭蕉に花の形が似ていますが、サトイモ科で、花を囲む仏炎苞が暗紅色をしており、その姿が袈裟を着て座禅を組む僧侶の姿にみえ、「ザゼンソウ」の名を付けられたそうです。
ヤチブキはあくが少ないので、湯がいてから根ワサビを磨って入れたポン酢につけて食べるとさっぱりとしてとても美味です。食卓にはヤチブキの花を飾りました。我が家にも春が訪れたようでした。