Sさんに尾道まで車で送っていただき、そこで夫の姉妹に会いました。上の義姉は向島に、2番目の義姉は尾道市街に、義妹は岩子島に住んでいます。尾道を訪れたのは久しぶりでした。3人ともに後期高齢者以上ですが、とてもお元気です。
義妹は岩子島に住んでいますが、岩子島大橋がかかったために流通が便利になったようです。
義妹が車を運転するため、あちこち案内していただきました。
大宝山権現院千光寺は、標高140mの尾道港を一望する大宝山の中腹にあり、806年弘法大使の開基で創設された寺院です。
車でも登れますが、ロープウエイも利用できます。私たちは車で上ったので、石畳の道を少し歩きました。春は桜並木がとても美しい所のようです。尾道市街と、対岸の向島の間の海峡「尾道水道」を見渡せるビューポイントとなっています。
新向島大橋がよく見えていました。向島に住んでいる義姉は、通常は車に乗って尾道水道の渡り船(200円)を利用しているようです。
しばらく歩いていると大きな岩がありました。「鼓岩」と呼ばれており、岩をたたくと、ポンポンと鼓のような音がしました。
急な坂を下りていくと、千光寺の本堂が見えてきました。外国の観光客が、興味深げに話しを聞いていました。
曲がりくねった松の木や、岩の中に入り込んだ松の根など、珍しいものがたくさんありました。
岩に彫り込んだ古歌もありました
尾道の街の中にある林芙美子像ですが、放浪記の中で千光寺のことを書いているそうです。
義姉や義妹、義姉の娘さん夫婦が集まって下さり、「かけはし」という料理店で、ごちそうしていただきました。新鮮で美味しいものばかりでしたが、初めに出た「オコゼのお刺身」は珍しく、歯ごたえがありました。