現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

眞道さんと夕食

2008-08-23 09:55:56 | 虚無僧日記
眞道さんから 「名古屋に行くから どこか
いい店 探しておいて」と 電話が入った。
一絃琴の名手で、津の尼寺の安寿さん。
毎月一回 “気晴らし? ” に 名古屋に出て
こられるので、食事のお相伴に預かる。

先月は、名古屋駅前にできたミッドランド・
スクウェア内のレストラン。今日は 名古
屋駅の北にできたルーセントタワービル
地下1階の「一陽亭」にはいった。

2,30席ほどで、カウンター内でシェフが
料理するのが見える こじんまりした店だ。
シェフは、以前 白亜館で修行していたという
だけに 料理は最高。素材を活かしながら
こだわりの味、丁寧な盛り付け、何より
心が籠もっている。

こうして、ありがたいことに、いつもどなたか
にご馳走になっているので、虚無僧って
最高。いや “ねずみ歳” だからかな?


9/23  能楽堂公演に向けて

2008-08-23 09:28:11 | 今後の予定
今回の旅で、松山の「桜さん」から いろいろ
示唆を含んだお話を 聞かせていただいたのも
収穫だった。

「変えて行かなければならないもの と、変えて
はいけないものがある」。難しい課題だ。

「尺八家の〇〇氏は、筝より 前位置に座って
皆を牽引してくれた。△△氏は、同じ曲を、皆
の後方に座って、後ろから後押し してくれた」
と。なるほど、私もいくつか体験している。
自分は、牽引型か、後押し型か。今後の命題だ。

小学生から大人まで、多くの門下生を育てている
「桜」さんにパワーをいただいて、9/23の能楽堂
公演に向けて、エンジン全開。ヤルゾォー!
気合だ 気合だ。

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(39) 総括

2008-08-23 09:07:02 | H20./8月 四国の旅
「一回り 大きくなって帰ってきなさい」と
“まぁねえ(マネージャー)”に 尻を叩かれての
四国の旅だった。

行く前の占いで「旅に出て、泥棒に遭う象」と
出たが、「天蓋、偈箱、尺八など、盗っていく人も
いないだろうし、お金は 盗られれば、また托鉢で」
と思えば、 野宿していても 怖いものなし。

歩いている時は、何も考えない、考えられない。
一切“無心”だ。「泥棒に遭う」とは この事だった
か。心の迷いも 苛立ちも、みんな“泥棒”に 盗って
行かれた。

嫌なことは一つもなく、何ごとも「気にしない、気に
しない、平気平気」の ルンルン気分だった。

帰って1週間。今朝は「朝起き会」で 支部長の小言を
聞かされる日。いつも「昔はどうだった、あぁだった。
ちっとも会員が増えない」と、愚痴とお説教を聞かされ
るたびに、「あなたが居なくなれば いいのだ」と 反発
していた。「今日一日、腹をたてず、人の悪を言わず」
と お誓いしながら、支部長に腹を立て、支部長の悪口を
言う自分だった。今日は、腹が立たなかった。人それぞれ、
立場と資質。こんな支部長でも、居なければ、タガが
はずれて、朝起き会は崩壊するだろう。反発していては
前進はない。どうしたら改革できるか、考えるのが 善 と
気持を切り替えることができた。
これが、四国遍路の成果かな??。

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(38) 番外編 勝ち負け 4

2008-08-23 08:20:15 | 心の問題
北京オリンピック、ハンマー投げの室伏も だめだった。
しかし、彼は負けても すがすがしい。「今日一日の中で、
最高の投擲をした。悔いはない」と。以前の私なら「不
甲斐ない」と 腹をたてていたかも知れない。

室伏氏は 私と同じ真如教徒だ。前回 アテネの時は、
オリンピック直前、眞如苑でおみかけした。その時、
絶対“金”と直感した。み仏に守られているオーラが
出ていた。結果、表彰台では“銀”。「そんなはずは
ない」と 誰もが思った。その願いが 通じたか、
ドーピングで金メダリストが失格し、室伏が“金”と
なった。これぞ“み仏の神通力”だと思った。

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今回、オリンピック前。ネットの評論で「室伏は、何
か人と違う。彼は メダルや記録に目を 向けていない。
ギリシァ彫刻の最高傑作、ミュロンの『円盤投げ』の
ように、一切の欲を捨てきって ひたすら投げる。
スポーツマンとしての崇高の美を、彼は見すえている」と、
すばらしい評があった。評者は「それは何なんだろう」と
疑問を投げかけていたが、私には 判る。

真如苑でも「勝ち負けに こだわる心を捨てよ」と 教え
られる。仏の最高の善、至高の美が 人としての究極の
目標なのだ。



(37) 番外編 勝ち負け 3

2008-08-23 07:38:12 | H20./8月 四国の旅
北京オリンピックも高校野球の喧騒もよそに
四国を旅していた私である。

高校野球では 母校の慶応高校が 46年ぶりに
出場とか。そういえば、私が在籍中に 甲子園
出場があったのだ。あの時は 燃えた。今回の
結果は? 知らない。妹は応援に行くと云って
いたっけ。私には慶応も遠い存在となった。

駅の電光掲示板で、野口の棄権、谷の銅を知る。
以前なら「情けない、悔しくないのか!」と、
怒鳴っていただろうが、トボトボ、ヨロヨロ
歩きの自分を省みれば、お二人にも同情できた。

そういえば、私は柔道部だった。おかげで、
以来 50年。健康で体力もまだまだ十分。柔道部
OB会の案内が来ていたっけ。お金と時間が
無いから 行かれない。ザンネン。

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(36) 番外編 勝ち負け 2

2008-08-23 07:07:51 | H20./8月 四国の旅
桜さん 「月岡祐紀子さんは、ほんとに明るい方で
     話が面白く、運転していて、おかしくて
     ハンドル握れず、路肩に止めて笑いこける
     くらい」

一路  「ウーム、負けた。虚無僧は 暗いから いかん。 
     ボクも 笑える虚無僧になりたい」

鈴花  「あなたは、あなた」

私を見て、にこにこ笑顔に。子供も「あれ なぁに」と
アンパンマンのぬいぐるみを見ているように、目を輝かす。
そんな表情を見ると うれしい。

そういえば、四国では、いたるところにアンパンマンの
ポスターがあった。徳島で会った山川さんも、アンパンマンの
ぬいぐるみをかぶって、幼稚園で まず子供たちを喜ばせ、
それから 笛や尺八を聞かせるのだとか。負けた。

鈴花 「どこまでも勝ち負けに こだわるアナタ。
その性格が とれると いいのにね」

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(35) 番外編 勝ち負け 1

2008-08-23 06:44:43 | H20./8月 四国の旅
一路 「初めはスタスタ、2日目はトボトボ、
    3日目には もうヨロヨロで、杖を突いて
    病院から出てきたお婆さんに追い抜かれた。
    情けない」

鈴花 「まだ悟りきってないねぇ」

ほんとだ。「人と比較するのをやめよ」と、
ふだん 人に説いている私である。

足は速いのが自慢だったが、若者がどんどん
追い越していく。お婆さんにまで追い抜かれた
のはショックだったが、自分を知るということだ。

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(34) 番外編 笑顔が一番

2008-08-23 00:20:04 | H20./8月 四国の旅
上地のブログは、一日1万件以上のアクセスが
あるとか。この超人気の秘密は、徹底した“笑顔”
サービスだ。上地を見ていると、こちらも笑顔に
なる。

ところで、名古屋人は みな にこにこしている。
独りで歩いていても、うれしそうに 目元が笑って
いる。虚無僧を見ては、にこにこ きゃーきゃー笑う。

四国では、フンと知らん顔。こちらが「おはよう
ございます」と声をかけても、返事が返ってこない。
遍路が多いから、いちいち 他所者に かまって
いられないのか とも思った。

宇和島城で、私に話しかけてきた人は、なんと
名古屋の人だった。

桜さんの話では、「内心 関心があるのだけれど、
あえて知らんふりするんですよ」と。私のブログに
投稿してきた桜さんは、四国では異端児だ。
(こういう人も“いたんだぁ”)。

最初は、無視されることに戸惑ったが、結果的には 
2,30人の方から 尊い篤志をいただいて、無事帰って
これたのですから、感謝です。
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