現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

『少年H』 観てきました

2013-08-13 18:35:11 | テレビ・映画・芸能人
終戦記念日を前に、映画『少年H』を観てきました。

原作は、妹尾 河童(せのお かっぱ)の“自伝的小説”。
300万部以上の大ベストセラーになり、1997年(平成9年)
毎日出版文化賞・特別賞受賞。1999年(平成11年)、
2001年(平成13年)にはフジテレビにより2時間スペシャル
ドラマとして放映された・・・・・・そうですが、私は全く
知りませんでした。

神戸で、主に外国人相手に洋服を仕立てていたテーラーの
父と、プロテスタント・クリスチャンの母との間に
生まれた「妹尾 肇(はじめ)=河童の本名)」。

外国人との付き合いがあったこと、母がクリスチャン
だったことで、戦争中、一家は いやがらせや迫害に遭う。

ネットで検索すると「中学校の正門に、中学生が銃を
構えて歩哨として立っていたり、中学生が実弾の演習を
するなどということは無かった。「日本の兵隊、軍国主義の
おぞましさが、ことさらに強調されている」という指摘も
あるが、今この時期、反戦を訴える映画として、多くの
人が観るべき価値はある。

妹尾河童の少年時代を演じた「吉岡竜輝」、そして妹役の
「花田優里音」。子役の演技はすばらしい・・・・ が、
それ以上に「水谷豊」は存在感があった。背が低く、
歳がいっていることで兵隊にとられなかったというの
だから、「水谷豊」をおいて他に居ない、はまり役。

「肇」少年が、アメリカからの葉書を見せた友達が、
そのことを他にもしゃべったことで、スパイの容疑を
掛けられる。だが、父親は「友達は悪くない、自分が
しゃべったことが原因」と諭す。

「他人を責めてはいけない。すべての原因は自分にある」と
いう。最近、そのような人生訓をよく耳にするようになった。

8/12  5時間ねばって

2013-08-13 03:41:53 | 虚無僧日記
「昨日、大須で見ましたよ」とMさん。
「八事に虚無僧がいたけど、ひょっとして貴方?」と
Iさん。
声を掛けてくれればいいのに、どうも虚無僧に声を
掛けるのは憚れるようです。でも 見られていたと
いうだけでうれしい。


今日8/12(月)も、すばらしい出会いがありました。

それまで、尺八吹くこと5時間。「栄」の 中日ビル前、
三越前、パルコ前と場所を移動しながら3時間。

反応全く無し。今日も40℃近い炎暑。人通りは
少ないし、蒸し蒸し、虚無僧には 無視、無視。

それから大須観音に移動して吹くこと1時間。
ようやく、お一人のご婦人が「少ないけどごめんね」と。

(いえいえ、今日最初のご奇特な方です。ありがとう
ございます。感謝です)と心で念じ、

(3人喜捨いただくまでは帰るまい)と心に決めて、
さらに吹くこと1時間。そして ついに現れました。
じっと 私の尺八を聞いていてくださるご夫婦。

一曲吹いて、尺八を下ろした時を見計らって、
喜捨していただきました。その後もご主人は、
私の後ろの柵に腰を下ろして、じっと聞いていて
くださるではないですか。

話しかけてみると、尺八を習いたくて、大須の
骨董市やネットオークションで尺八を何本か
買ってみえるとのと。

「お茶でもいかがですか」と誘われて、ほいほい
近くの喫茶店に。

(最近は、こうした出会いは無くなった)なんて
思っていたところ。(決め付けてはいかん)と反省。
(5時間、フラフラになりながらも吹き続けた甲斐が
あって、こうした出会いをいただける)ものと感謝。

コーヒー一杯と、うれしい話に元気づけられて、
帰路、名古屋駅で下車。すると改札を出たとこで、
なんと鈴花とナナお嬢にばったり。ふだんは 全く
通らない通路での遭遇に、不思議な縁を感じる。

これで、昨日と今日、3人ずつの出会いがありました。
明日もガンバロウ。