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私の今までのカー観をぶち壊す、優れた作品。
この作品は、クリスティが絶賛していたというので、大変楽しみに読んだのですが、予想以上でした。
カーのファンの方には申し訳ないけど、私は今までカーのことを『一流のホラー小説に三流のトリックを挿入し二流の推理小説に仕上げる』と思っていました。
オカルティックな雰囲気は素晴らしいが、冗長すぎ無駄が多く、不可能では無いにしても現実的でないトリックを強引に使う。
でも、この作品では、オカルティックな雰囲気はおさえられ、読者に推理に必要な証拠がキチンと提示され、とてもフェアな展開になっています。
ストーリーはこうです。
北フランスの避暑地で、イギリスのローズ卿が深夜、秘蔵の煙草入れもろとも頭を打ち砕かれて殺される、という事件が起きる。
いくつかの状況証拠から、殺人容疑は、ローズ家の向かいの家に住み、ローズ卿の息子のフィアンセのイブにかかった。
ところが、事件当夜、彼女は前の夫のネッドと、窓越しに惨殺現場を見ていた。しかし、フィアンセの手前、前の夫と会っていたと言うことができないイブは、どんどん追い詰められて……
おもしろいです。最後に「あっ!!」と驚くことまちがいなしです。
私の今までのカー観をぶち壊す、優れた作品。
この作品は、クリスティが絶賛していたというので、大変楽しみに読んだのですが、予想以上でした。
カーのファンの方には申し訳ないけど、私は今までカーのことを『一流のホラー小説に三流のトリックを挿入し二流の推理小説に仕上げる』と思っていました。
オカルティックな雰囲気は素晴らしいが、冗長すぎ無駄が多く、不可能では無いにしても現実的でないトリックを強引に使う。
でも、この作品では、オカルティックな雰囲気はおさえられ、読者に推理に必要な証拠がキチンと提示され、とてもフェアな展開になっています。
ストーリーはこうです。
北フランスの避暑地で、イギリスのローズ卿が深夜、秘蔵の煙草入れもろとも頭を打ち砕かれて殺される、という事件が起きる。
いくつかの状況証拠から、殺人容疑は、ローズ家の向かいの家に住み、ローズ卿の息子のフィアンセのイブにかかった。
ところが、事件当夜、彼女は前の夫のネッドと、窓越しに惨殺現場を見ていた。しかし、フィアンセの手前、前の夫と会っていたと言うことができないイブは、どんどん追い詰められて……
おもしろいです。最後に「あっ!!」と驚くことまちがいなしです。