おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

アクセルとブレーキ

2014年11月01日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス2度。あたりは深い霧に覆われております。

きょうからいよいよ11月、あと今年も残すところ2ヶ月でござる。

きょうからの3連休ですが、あすあさってのお天気はイマイチだそうな。

そんなことで、きょうは札幌などからこの秋最後の散策にご当地周辺を訪れる人も多いのかもしれませぬ。

そういえば、ご当地の秋の風物詩でしたSLの運行も、この3連休で終わりです。

「重いSLはレールに負担がかかる」「北海道新幹線の準備優先」などが理由だそうな。

SLファンや地元観光にとってはたいした残念なことなのです。

いつかまた復活してほしいけど、先行きはチョー不透明なのでござる。

さて、

きのうの日経平均株価の上昇には驚きました。

いきなり800円を超える大暴騰でござる。

理由は日銀が追加の金融緩和を決めたこと。

そう、景気はヤバイことになってきたと日銀も認め、対策に動いたのです。

誰も予想しない「黒田サプライズ!」で株価が吹っ飛んだのだ。

日銀黒田さん、大変な手腕でござる。

1年半にわたって景気・物価への強気姿勢を崩さなかった黒田総裁だけど、これを一変させたのは「物価上昇率の鈍化」だそうな。

サラリーマンの給料がさっぱり上がらないもんだから、消費者は買い控えして、物価は上がるどころか下がってきた。

消費増税後、景気も消費も低迷ってことで、「脱デフレ」はいよいよピンチを迎えておったね。

そんな中でのサプライズだも、景気にとってはプラスだね。

ところがこれに便乗し、「消費税10%引き上げへ追い風が吹いた」と財務省幹部は大喜びしておると、財務省広報の日経新聞が伝えておる

今回の黒田サプライズはけっこうだけど、これをきっかけに消費税10%はどうよ?

黒田サプライズでアクセルを踏んで、ここで一気に景気回復への道程を辿ろうというのに、財務省は消費増税というブレーキを踏むという。

結果として「アクセルとブレーキ」を一緒に踏む、おバカな対応に、なるんでないの?

せっかくアクセル踏んだんだから、ここはさらに加速だろ?

ブレーキ踏んだりしたら、なにもかにもアジャパーではないのかね、どうよそのあたり???