おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

2年半ぶりに日中首脳会談

2014年11月11日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス3度。予報通り、しっかり冷え込みました。

室温もただいま18度と冷えましたね

昨夜ストーブを焚かずに就寝したためでござる。

雪は降っておりませんが、デッキには霜が降りておって、「今朝は寒いなぁ~」と感じる初冬の朝なのでござる。

昨夜は、我が家から車で約20分のところにある蘭越町へ行ってまいりましたです。

パームホールという民間の小さなホールがあり、ここで人形芝居があると聞いて、ハニーさんと行ってきたのです。

香川県の西畑人形芝居という79歳のじっちゃんと80歳のばっちゃんが操る人形劇。

雪の降る夜6つだか7つだかのお地蔵さんにかさをかけてあげる「かさ地蔵」などを上演いたしたのです。

人形浄瑠璃などもありましたけど、肝心のかさ地蔵が「さわり」だけで残念でござった。

去年、やはり蘭越町で今年亡くなった米倉斉加年さんの公演がありましたけど、これもさわりだけでなんとも中途半端でござった。

料金が安いからなのか、なんなのか分かりませんが、楽しく拝見はしたのですが、なんだか残念な気もいたました。

だって、かさ地蔵は、おじいさんがお地蔵さんにかさを掛けて、それで上演が終わるんだもなぁ。

翌朝、おじいさんの家の前には財宝が山のように置かれておって、かさをかぶったお地蔵さんが去っていくような話だったと思うけど…

でも、それなりには楽しみましたけどね。

さて、

2年半ぶりに日中首脳会談が開かれたそうな。

サンゴ密漁からなにから、どうにもこうにもプンプン腹の立つ中国ですが、お隣りの国を取り替えるわけにもいかず、ちゃんとお付き合いはしないといけません。

とはいえ2年半も首脳同士が口を聞いたこともないなんて、まったくの異常事態が続いておりました。

国の指導者にとって、もっとも大事なことは「国民の安全を守る」ことですから、近隣の国と仲良くできないのでは、たいした困たことではありました。

もっとも握手はしたものの、安倍総理も習近平もニコリともせず、さっぱり余裕のないのが印象的でござった。

ま、口きいたこともないわけですから、そんなもん。

とりあえずなんとか話し合いに至った理由は「尖閣問題」と「靖国参拝問題」にそれなりの合意があったためらしい。

これまでニッポンは、領土問題は存在しないとしてきたけれど、今回は「中国側にも異なった見解」があることは認めたらしい。

尖閣諸島については、ニッポンの実効支配が続いておるわけだし、すっかり韓国に占領されておる竹島とは、状況が違いますね。

靖国参拝は、何遍も三遍も書いておりますが、賊軍となった会津などの兵士は祀られておらず、A級戦犯に至っては宮司が勝手に合祀、おかげで昭和天皇もそれ以降は靖国神社には参拝しておりません。

ことほど左様に、ニッポン国を代表する天皇さえ参拝しない「偏った施設」ですから、そもそも一国の総理が行くところではない。

選挙区が「官軍」長州の安倍総理が行くにはそれなりの理由があるかしらんけど、賊軍とされた会津・福島県民は不快に違いない。

2013年、アメリカのバイデン副大統領とケリー国務長官は千鳥ヶ淵の戦没者御苑に訪れて献花いたしました。

日本を代表する戦没者慰霊施設は靖国ではないですよと、ちゃんとアピールしておる。

そんなこんなで、ことさら靖国神社を訪れてたがり、中国や韓国を刺激したい理由がおぢにはわかりませぬ。

たぶん、選挙の時、国家主義者の皆さんからも「票」がいただきたいってことだろうとは思いますけど、そんなことで、一国の安全を脅かすのではたいした困る。

中国、韓国ともにニッポンにとってはあんまり愉快な国ではありませんが、仲よくしてくれないことにはどもこもならん。

今回の日中首脳会談、ようやく最初の一歩と評価いたしましょう。

それにしてもなんだか総選挙の可能性が大きくなってきておって、景気の上向かない年末のこんな時期に選挙でもあるまいと思いますけどねぇ、どうよそのあたり???