おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

儲かる農業!?

2014年11月12日 | Weblog

 

Eテレ朝の体操を終えたばかりの午前6時半の気温はマイナス2度。

曇り空、少しモヤのかかった静かな朝でござる。

無風ののせいでしょうか、寒くは感じません。

年がら年中風の強い大都市札幌は、冬はピューピュー冷たい風が吹くため、たいそう寒く感じます。

凍えるような寒さは、こちらより札幌で感じたりもするのです。

ご当地の方が気温は確実に低いのですがね。

ところで、

先月23日からパソコンに向かう際、イスの代わりにバランスボールを使い始めております。

それから間もなく20日になりますが、かなり慣れましたです。

背もたれがないわけですから、自然と姿勢が良くなって、パソコン作業中に背筋が鍛えられるというメリットがある。

とはいえ、少し集中するときは、さすがにこれまで使っておったビジネスチェアに戻したりもするのです。

いまんとこ「TPO」に応じて使い分けることにしております。

TPO、最近使わない言葉ですなぁ、もう死語か…

つい先ほど、

NHKラジオで法政大学大学院教授の坂本光司さんという方が農業についてお話しておりました。

「農業学科と経営学科を統合したような教育が必要です」などと申しておって、聞きながらウンウン頷いたのでした。

そうなのです。

以前も書いてますが、ニッポンの農家の皆さんは、「農」にかかわる知識と技術はたぶん世界一。

優れたコメや野菜などの農産物を生産する技術はどこにも負けないのに、「金持ち農家」というのをほとんど聞いたことがない。

ニッポンの農家は優れた技術者なのですが、農業経営、つまりは「業」に関わる営業・販売能力が著しく欠けておるのです。

優れた農産物を生産しながら、農協に驚くような安値で販売するもんだから、さっぱり儲からない。

いまのニッポン農業は、雨の日も風の日も必死に働いても大金持ちにならないシステムなのだ。

そりゃあまりに理不尽と、農業については丸きりシロウトのおぢでさえ思うのです。

そんなことで後継者は育たないもんだから、農業はおぢよりさらに上の世代が担っておって、「ニッポンの食」そのもののが危機を迎えておる。

そこでいま注目されるのが、余市のオチガビワイナリーに象徴される「農業の6次化」でござる。

農業(1次産業)で生産したワイン用ブドウを、ワインに加工(2次産業)し、さらに自ら販売(3次産業)し、大きな利益を得るのが6次産業化でござる。

従来のように「農業技術」だけではなく、経営についてもしっかり教育する。

こうして、農業は儲かる産業に変身するのです。

さすれば、もっと若者も農業に参入するでしょう。

さらにはアメリカ産の怪しいけどコストの安い農畜産物にも、いわゆる「差別化」で打ち勝つことが出来そうな気もいたします。

海外では「ファーマー」は尊敬を集める職業のひとつでござる。

農産物を生産し、経営もこなすマルチな能力のある立派な職業として、皆さんに認知されております。

ところがニッポンでは、農家自身が自分たちを卑下しておるようで、まことに寂しい気がしたりすることもあるのです。

もっとも、当管内では若い農業青年でつくる「STAFF」なんかたいした頑張っておるってこともある。

とはいえ、ここらの農家がベンツを乗り回して豪邸に住んでおるって話は聞いたことがない。

世間から羨ましい職業といわれるような農家が、次々出来てくる時代になってほしいのです。

…って書いてますけど、先日買い求めたコメに関して、今朝のおぢはたいした怒っておりまする。

10日の月曜日に買ったらんこし米の「ゆめぴりか」5キロ2500円のことでござる。

農家の名前と顔の書かれたこの米は、まるで「古米」のようでござる。

昨夜これまで食べておった新米のゆめぴりか5斥と、買ってきたコメ5斥で1合のご飯を焚こうと思ったら、食べ切る米は白いのですが、新しい米の方は黄色っぽくてさっぱり白くない。

見た目が明らかに違うし、砕けたコメもけっこう多い。

袋には下記のように産年は26年、精米した日は、11月7日と手書きで書いてありますけどね。

さらに二つを混ぜて、米を洗って水に浸したら、パチパチ、パチパチ音がするのです。

間違いなく新米だけだった前日までは、こんな音はいたしません。

ネットで調べたところ、古い乾燥したコメは、水を吸うときにこんな音がするというのです。

食味もぼそぼそ感があったね

それにしても、この店に展示してあったコメは、「新米」というワッペンが張られたものが少しと、張られていないものが多数だった。

このコメにも新米のワッペンはなかったね。

ってことはその店で売っておる米は、ほとんどが25年産の古米? かと「疑いたくもなるのです。

もしそうだとして、11月に古米のゆめぴりか5キロを2500円で売るって酷くはないか?

古米だとして5キロ1500円で売るなら納得だけど、2500円はどうよ?

上記のように、儲かる農家が増えてほしいとは思いますが、もしこれが本当に古米なら真面目な農家に失礼だと思うけど、どうだね!!

…ってことで、きょうはそのお店がお休みですので、明日このコメは返品してくることにいたします。

表示と中身に違いがあるとすれば、法的にも問題ありと思いますけど、お店の見解をしっかり伺いたいと思うのです。

もし本当にこれが新米だとしたら、よっぽど技術のない農家だと思うけど…