おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「揚水発電」の活用方法

2014年11月02日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス5度。

いまどきは午前5時半を過ぎても、まだ外は真っ暗。

明るくなると自動的に消灯する街灯も、まだ点いたままじゃ。

ようやく6時になって、しらしら夜が明けてくるのです。

今年の冬至は12月22日だそうで、この先まだまだ陽は短くなるわけで、なんだか寂しい気もいたします。

はらはら落ち葉の散る秋、なかでもすっかり枯れ木ばかりの晩秋は、いつまでたっても好きになれないおぢなのでござる。

ところで、東京新聞によると、

揚水発電の利用率が少ないので、経産省は「再生エネルギーを溜めることができる」のだからもっと利用せよと申しておる。

ご当地の隣町である京極町では、過日この揚水発電が完成、稼働したばかりでござる。

当初の目的は泊原発がフル稼働すると、夜間電力が大量に余るため、この余剰電力を使って水をくみ上げ、昼間にこの水を落として発電するというもの。

原発の止まっているいま、なんで揚水発電所を動かすのかよくわかっておらんかったおぢですが、よくよく考えてみれば揚水発電所とは「余った電力を溜めておく」ことができる「蓄電池」なのだ。

北電など電力5社は、昼間に多く発電できる太陽光発電などが増えると「需給バランスが崩れる」、風力発電は「不安定な電気」などとして、新規の再生エネルギーの受け入れを中断しておる。

だけど再生エネルギーで発電された電気を、揚水することで活用し、電気の足りなくなる時間帯に発電すればいいんでないの、って話なのだ。

東京新聞は揚水発電について「利用率は昨年度、全国で3%にとどまり、太陽光発電などの再生可能エネルギーが余ったときに蓄電する受け皿としてはほとんど活用されていない」と伝えておる。

不安定とされる太陽光発電をちゃんと買い取って、この電気で水をくみ上げておき、電気の不足するしかるべき時に発電する、さすが頭のいい経産省のお役人のアイデアじゃ。

シロウトながら、再生エネルギーがつくる電気が多少不安定だとしても、水をくみ上げるためだけに活用するなら問題ないのではないのかね。

原発が稼働しなくても、そのうち脱原発しても、揚水発電は活用の道があるってことだ。

我々の電気代でつくった巨大インフラ揚水発電所、もっと活用してほしいと思うけど、どうよそのあたり???