
皆さんは砂嵐を実際に体験したことがあるでしょうか。
TVの放送が終わり深夜TV画面がザーとなる奴では無くて、
実際の砂嵐のことです。
私は一度だけ実際に砂嵐を体験したことがあります。
それはインド旅行での凄まじい体験でした。
チャーターしたバスで次の予定地に向かっている時、
あたりの景色は農地が広がっていて、
とても砂嵐とは無縁と思われる所でしたが、
突然、ガイドさんから発生した砂嵐が
前方から来ているとのこと。
私達のバスはあれよあれよと言う間に
黄色い砂の世界に覆われてしまいました。
前方に伸びていた道路も、
道路に脇に広がっていたのどかな緑の農地も、
全てが消え失せ、バスの周りは黄色一色の世界。
10センチ先も見えない世界。
もちろんバスは停車したまま10分?30分?
私達はバスの中でじっと過ぎ去るのを
待つしかありませんでしたが、
現地のガイドさんが落ち着いていたせいか、
不思議と恐さは全くなく、
逆に写真や映像、言葉や文字でしか
知らなかった砂嵐を体験できたことで
妙に楽しかったのを覚えています。
このインド旅行。私としてはまず選んばない国です。
選びたくない国と言うよりも頭に浮かばない国で、
どうせ海外に行くのなら、オーストラリア、バリ島、
ヨーロッパ諸国となるのですが、
この旅行は、東京クリア研究所の慰安旅行で、
決定権を持つメンバーの一人が強烈に押したことで決定されました。
私としてはあまり乗り気でない旅行が始まりでしたが、
カルチャーショックとでも言いましょうか、
チャーハンもカレー味といったカレー味にまみれ、
砂嵐にまみれ、歴史的建造物の大きさと、
国の大きさ等にもまみれ、
メンバー6名の内、3名が嘔吐と下痢に倒れるというトラブルも発生。
成田に無事戻って来た時には、
よくぞインド旅行をチョイスしてくれたと、
記憶に深く残る旅行となりました。
私の思い出話はひとまず置いておいて、
自分の行動に、自分が主体となる判断をし、
人の考えや気持ちに簡単に流されず、
流行や風評に惑わされず、自分の足場を確立し、
しっかりと立ち続けることも大事だと思いますが、
時には、あまり気乗りしないことでも
人の考えや気持ちに流されてみると
自分を自分の枠の外に連れ出すことが出来て、
自分の見地を広げたり見識を深めることに役立つものだなあと、
つくづく思います。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計