心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

その土俵で戦っては

2014年04月02日 | 雑感・愚見




反捕鯨国のオーストラリアとニュージーランドが、

日本による南極海での調査捕鯨は

国際捕鯨取締条約に違反するとして中止を求めた訴訟で

オランダ・ハーグの国際司法裁判所は、

裁判官16名中12名が

条例違反の裁定を下したようです。



皆さんはこの裁定の結果について

どう思ったのでしょうか。

私が思う所を少し。



この始まりは、

片や、可愛そうを通すために

後からあれこれと耳触りのよい理屈を付け、

片や、商業捕鯨を続けるために

調査捕鯨と耳触りのよい理屈を付けた

どっちもしっくりとこない理屈同士の争いだと

思っています。



どちらの理屈も防御力が弱いので

受け身に回るとまず負けだと思っていたので


お叱りを受けるかもしれませんが、

私は、裁判の論点が

日本のそれが研究目的か否かで

始まったのを聞いた時から

「こりゃ駄目だ。」と思っていたので、

裁定を聞いても

そりゃそうだよな。そうなるよね。

としか思えませんでした。



私は、捕鯨に関しての科学的知識は0に近いですが、

年間850頭超えは、

以前から研究というより

商業目的だとしか思えませんでしたので

今回とは違う裁定が下ったとしたら

純粋な審議ではなく別の力が加わったなあと

しか思えませんでした。



この裁判に勝つためには

ミンククジラの絶対数に影響を及ぼさない漁をして

何が悪いのかで戦ったら

また違う裁定になったと思うのです。



どう言う事情か分かりませんが

最初の所でとことん戦わなかったのでしょうか。


捕鯨国の仲間内での話合いのなかで

商業捕鯨として何頭だけすることを認めさせずに

耳触りの良い調査捕鯨という名目にしたことで

今更、商業捕鯨だったなんてとても言えませんから

研究目的で突っ張るしかなかったのでしょうが、

それが敗因だと思うのです。



最初の肝心な所で戦う事を避けたことで

後になってそれが足かせになって

どうしようもなくなったなんて話は

日常でもあるように思います。



奥さんが里帰り。

旦那さんは自分で料理をするのが邪魔くさく

外食をしようと外出したら

同僚の女性とバッタリと会い

じゃあ、なんだし一緒に食事をした。



帰ってきた奥さんから

食事どうしたと聞かれ、

そのまま話すとややこしくなるかと

チャーハンを作って食べたと話す。



何日か後でご近所さんの奥さんから

ねえ、何曜日にあんたの御主人

若い女性と一緒に食事していたわよと

余計な情報を提供される。



嘘をついていたことで

浮気を疑われ、

正直に話すも嘘をついていた所為で

事実も信じては貰えず、

疑惑がどんどんと膨らみ大問題の大げんか。



これを解決するのは捕鯨よりも

絶対に大変な気がします。



日本が最初に戦わず捕鯨に

耳触りのよいラベルを張った理由は

分かりませんが、

今回の裁定は、完全禁止ではなく

研究目的と納得出来る頭数にしなさいですから

捕鯨の目的が本当に研究目的であるのなら

そこまで大きな問題は無いように思います。



しかし、

大幅に減らした頭数では

ビジネスとして大赤字になるとしたら

廃止と同じ意味になり大問題です。



またも言わせてもらいますが

私は捕鯨は商業目的であり

最初の段階でもっと堂々と

絶対数に影響がない頭数を取ると言えば

良かったのにです。


しかし、もうこうなったら仕方ありません。


今更、あれは商業目的だったとか

可愛そうだからの理屈を攻撃しても

見苦しくなるような気がしますので

裁定を気持ち良く受け入れて

カッコよくいってもらいたい。



そして、捕鯨で収入を得ている方々には、

ビジネスの切り替えの際の

援助や支援を国がある程度してあげる。



で後は、文化継承やビジネスとして

成り立つのであれば

日本沿岸に来たクジラを取ることに

文句を言わせない。


私が今、思うのはこんな感じです。



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