成長段階で学んだものを
生き抜くための心の規則として
内在化することで
本能的反応に近い反応をするようになるのですが、
その後の体験によっても
その反応を強くしてしまうことがあります。
例えば、
経験済みのこととは違って
誰もが未知のものと接した時には
その先がどうなるのか予測しずらく
少し強い不安や緊張を持っても
不思議ではありません。
この時、
家庭の中で何か失敗をすると
酷く怒られた子供が、
失敗することは悪であり
してはいけないことだのような学びをしていたり、
自分は駄目な人間だとか
自分は劣った人間だとかの学びをしていたりすると、
結果がどうこうよりも
この心の反応や身体の反応を
受け入れることが出来ません。
強い不安や緊張は、
隠しておきたい自分の自信の無さであり
駄目な自分が現れている姿だと理解して、
その反応を周りに気付かれないようにと
この時の不安や緊張を意志や理性で
抑え込もうとしますが、
抑え込もうとすればするほど
不安や緊張に気持ちが向くことになり
反応が強くなります。
そして、あのような状況では
また同じようになるのではと
不安や緊張に気持ちが益々向き
反応を強くしてしまいます。
一方、その強い緊張や不安を
そのまま受け止めることが出来る人は、
経験力が働いて反応が弱くなっていきます。
つまり、慣れていくのです。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計