心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

レッドカード

2019年05月07日 | 雑感・愚見

1998年の4月。

アマチュア・サッカーの試合で

試合中に選手に背中を突き飛ばされたことに逆上した主審が、

選手を殴った後で自らにレッドカードを出して退場。

その主審は、6か月の資格停止と20ポンドの罰金が科せられた。


2005年の2月。

ノーサンプトン州リーグのサッカーの試合で

アンディ・ウェイン主審が笛を投げ捨てて

ノースエンドのゴールキーパーと格闘した後で、

自らにレッドカードを出して退場。

 

サッカーの審判は、採点競技ではなく対戦競技なので

より戦闘モードに入っている試合中の選手達を

コントロールしなければならないので大変ですよね。

 

どちらの主審も自分の行為は、退場に値する行為だと

十分に認識していながらも、やっちゃった。


そして、潔く自らを退場処分にした所はどうなんでしょう。

その時の観客は、その主審を非難したのかな。

私は、やんやの喝采を送ったのではないかと思っています。


ちょっと似たので、

お店とトラブルになり冷静に逆上して

店長に「この椅子の値段は幾らする?」と聞いてから、

財布からそのお金を渡し、「ふざけんじゃねえ!」と

椅子を床に叩きつけて退店する感じでしょうか。


いち英国人男性の立場として誇りと名誉を守り、

主審の立場として逸脱した行為に自らに退場処分を下す。

 

一つの案件に思えることを二つの案件に分けることで

賛否はあるにしろ、その人なりの解としたようです。

 

また「殿、ご乱心あそばされたか!殿中でござりまするぞ!」

の赤穂事件のように逸脱した行為が人の命に関わってくるような

ものではなく殴打で留まっていることも

己に向けて出したレッドカードが、

私には潔くもあり、カッコよく見えたりもします。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン