心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

新名人誕生

2019年05月17日 | ライフ

将棋の名人戦七番勝負の第四局が5月17日、

福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で開かれ、

豊島将之二冠(29)が佐藤天彦名人(31)に勝利して

将棋界の頂点のタイトル、名人位を初挑戦で奪取しました。

 

現在の将棋界で一番充実しているのが

豊島将之二冠と渡辺明二冠の二人で、

名人戦の前から豊島将之二冠が優位の噂がちらほらとありました。


佐藤天彦名人は、これまで名人位を三期連続で防衛して、

名人戦では抜群の強さを発揮していたのですが、

現在、最高に充実している豊島将之二冠が、

その勢いのままに四連勝で名人位を獲得しました。

 

日本将棋連盟の会長であった米長 邦雄氏が、

「兄達は、頭が悪いから東大にいった。

 私は、頭が良かったから棋士になった。」

と言ったように、プロ棋士の思考力が本当に凄いことが分かります。


名人戦の各棋士の持ち時間(思考時間)は、9時間で

二人で合計18時間となります。


アマチュアで詰め将棋を作ることを楽しんでいた人が、

馴染みの小料理屋のカウンターで1か月以上かけて完成した

長手数の詰将棋を同じ将棋好きで飲み仲間に挑戦させていた所に、

あの羽生善治の師匠の二上達也9段がたまたま来店したそうです。


二上達也9段は、チラッと詰将棋の作品を観て、

おしぼりで顔を拭き、眼鏡をかけ直して、

「それ、最後は何々に◯を打って◯◯手詰めだね。」と

一瞬で詰将棋を解いた逸話が残っています。


複雑な長手数の詰将棋を瞬時に解いてしまうような

読み解く力、思考力を有しているのがプロ棋士で、

そのようなプロの棋士が、1手指すのに1時間位考えている姿を

当たり前のように観ることが出来るのですが、


私のような普通の人からすると、

あれって何を考えているんだろうって思ってしまいます。

将棋以外のことを考えているんじゃないのって疑っていたりします。

 

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月光

2019年05月17日 | 音楽セラピー

和歌山に一泊旅行以来、温泉の広い湯船に浸かっていないなあ。

何より足を伸ばしてゆったりと入浴できるのが良いですし、

家風呂よりも温まった身体が長く続くような気がします。


入浴は、湯船に入るだけではなくて、

蒸気浴(サウナ)、日光浴、森林浴、岩盤浴、海水浴(これは違うかあ)

そして、月光浴なんてのもあるそうです。

 

海亀、珊瑚、牡蠣なんかは、満月の夜にしか産卵しないとか、

女性の月経も月の満ち欠けの周期と似ているとか、

満月の日には犯罪率が高くなると言われたかと思うと、


心を落ち着かせるセロトニンの分泌を促すと言われていたりして、

月光がプラスの効果なのか、マイナスの効果なのか、

どっちでもないのか全く分かりません。


月の光や満ち欠けが、

私達に直接的な影響を与えるのかどうか分かりませんが、

心理的に影響を与えることは間違いないと思うのです。

 

日本では昔から妖艶で怪しげな光を放つ月を鑑賞し、

歌を詠み楽しんできた名残が数多く残されています。


足利義政は、黒漆喰が塗られた銀閣(観音堂)内から

足利義政が名付けた月待山から

月が出てくるのを眺めて楽しんでいたらしく、

黒漆喰の銀閣は、月光を反射して輝いていたようです。

 

金閣寺の鏡湖池は、

金色に輝く舎利殿を映し出すためだけではなくて、

鏡湖池の水面が映し出す月を楽しむためでもあったようです。


太陽光に金色に輝く金閣寺の舎利殿は、

何度か拝ませて頂いていますが、

鑑湖池の水面に浮かぶ月と月光に輝く金閣寺の舎利殿も

一度は観てみたいものです。


月光に金色に輝くと言えば、

まだ私は訪れたことがないのですが、

名古屋城大天守の金鯱の様子も美しいと聞きます。


この名古屋城の有名な金の鯱ですが、

創建当初は一対に慶長小判1万7,975両(純金換算で215.3㎏)を

潰して造られていたようで、金箔ではなく金で造られた鯱は、

全国で名古屋城のみです。


ただ、ただ、ただです。財政難に苦しむ尾張藩は、

享保15年(1730)鯱の鱗を剥がして小判に鋳造し、

その代わりに純度の低い金の鱗を貼り付け、

その後も2度ほど鱗を純度の低い金に貼り換えられたようです。


現在の名古屋城の金の鯱は、

空襲で焼失したものを復元したもので

金の含有量は、大分減って88㎏なのだそうですが、

創建当時の215.3㎏の輝きは、どんなものだったのでしょうか。


日々、変動する金の価格ですが、

現在の金の価格は1gが5千円弱なので、

それからすると現在の名古屋城の鯱88Kgということは、

88000×5,000円=凄い額となるものが、

大天守の屋根に乗っかっていることになります。

 

そんな名古屋城の金の鯱ですが、

明治時代に3度、昭和12年に1度、鱗の盗難があったようです。

昭和12年の盗難騒ぎの際に、

名古屋市長が引責辞任する事態になる位ですから

如何に名古屋城が市民に愛されていることが分かります。


多くの人に愛されている月ですが、

毎年、少しずつ地球から離れて行っているなんて話もあるようで、

遠い将来、月が姿を消す可能性も有るようです。


たまには夜空に輝く月を見て、

月光を浴びている自分や景観を感じ取ってみることも

心に何か良い影響をもたらすかもしれません。


ムーン・リバー by オードリー・ヘップバーン

 

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