2008年のマレーシアで27歳の男が
麻薬取引容疑で逮捕されました。
しかし、
男は双子の片割れであっためにDNA鑑定でも
採取したDNAがどちらの男なのか特定できずに
高裁は二人を無罪放免にせざる得なかったようです。
DNA鑑定は犯罪捜査において犯人を特定するための切り札として
大いに利用されてはいますが、例外として一卵性双生児のDNAは
同じであることが分かっています。
マレーシアの警察と検察も日本と同じようにDNA鑑定だけではなく
指紋の採取、アリバイ等、その他の証拠も用意して
裁判に挑んでいるのだと思うのですが何があったんでしょうか。
現在の警察庁が新たな試験薬を導入したことで
同じDNA型の出現頻度が4兆7000億人に一人から
565京人に一人の精度となったそうです。
DNAの一致に個人の行動(アリバイ)が加わると
一致率は、どんだけ~の確率になるので、
警察と検察が証拠を捏造している場合は別ですが
所詮確率だろうなんて言っても、
そんな言い訳は通用しそうにありません。
しかし、しかし、確率には違いないので
犯人と一緒のDNAの持ち主が現れる可能性はあるはずなので、
犯人では無い疑惑を持たれた個人が、たまたまアリバイが無い。
犯行可能な状況。そして、信じられない確率でDNAが一致となれば、
どうやって無罪判決を勝ち取れるのか分かりません。
そんな不運を食らってしまったら
誤認逮捕でも何でも、もう運命を笑って後で本でも出版して
色々なマイナス分を取り戻すしかないんじゃないかと思ったりします。
565京人に一人の確率と言えども、
マレーシアの裁判のように一卵性双生児を省いた確率ですよね。
だって世の中には一卵性双生児は沢山いますからね。
そして、DNA鑑定が登場してから主役を奪われた感がある指紋鑑定ですが、
同じ指紋が出現する確率は『870億分の1』と言われていて、
565京分の1の確率のDNA鑑定と比べるとあれですが、
これまで同じ指紋が発見されたことはないそうですから凄い!
あんな小さな指先の範囲に870億通りの紋様があるなんて
人間が描こうと思っても描けるものじゃない。
指紋って人間なんだけど人間業じゃないと言うか何というか……。
人間一人として同じ人間はいない。
誰もが個性ある面白い存在だということですね。
「私(僕)よりも素敵な女性(男性)がいるじゃない。」
「君は一人しかいない。誰かと比べることに意味なんかはないよ。」
「あの人と(あの娘)と別れて、生きている意味が感じられない。」
「恋って一つだけじゃないよ。今の君はあの娘(あの人)との恋とは違う
別の素敵な恋を始められることを知っているはずだよ。」