年末ジャンボ宝くじの当選番号が発表されて
１等に当選した人は、どのような気持ちで新年を迎えているのでしょうか。
喜び、幸せ一杯、あるいは現金化するまで経験したことが無いような
緊張を体験しているのかも知れません。
不注意で失くしてしまったり、洗い物と一緒に洗濯機に入れたり、
何処に隠したか忘れてしまったりすると
区切りをつけて先へと気持ちを向けることは簡単ではありませんね。
私の宝くじ最高当選金額は１０万円止まりです。
１０万円でもかなり嬉しかったので
私が１等当選した時はもう「明日のジョー」のように
その場で燃え尽きて灰になってしまうかもしれませんが、
一度位はどんな精神状態になるのか経験したいものです。
宝くじにまつわる面白い話はごまんとありますが、
お釈迦様は、徳を積んだ人、悪行を働いた人、地位ある人、
医者、庶民、妊婦、子供、赤ん坊等の人達を区別せずに
近くの人から救うと言われています。
どうやら西洋の神様も同じようで
１９８８年 殺人未遂の罪でスイスの刑務所に服役中の６０歳の囚人が
出所間際に宝くじで賞金約４億７千万円に当選したことが分かりました。
殺人未遂で服役していた犯人がどのような経緯で
罪を犯したのか分かりませんが、
あまりにも一方的と思えるようなことだとしたら
被告が宝くじの高額当選を果たした事実を被害者が知った時には
神も仏もあるものかと叫びたくなるのではと思います。
もしかすると被害者が賠償金を得れるようにと
動いてくれたとも考えることも出来ますが……。
はたしてどうなんでしょうか。
ちなみにですが、
日本の法律では、偶然性が高い宝くじの当選金は給料のように
内助の功とはみなされないことから夫婦共有の財産とはならず、
購入した人の財産とされるようです。
法律上はそうであってもそのことを声高らかに宣言したら
夫婦の仲にひび割れ、地割れが出来そうな気がします。
１００インチのテレビを購入しても４畳半の部屋には
長物となってしまうように
何かを手に入れる前に器の準備が出来ている必要があります。
お金はいくらあっても邪魔にならないし腐りもしないので
幸福のチケットには間違いないと思うのですが、
宝くじ高額当選を果たした人が幸福になるどころか、
不幸になったなんて話も良く聞きますが、
手に入れる側の器の準備が出来ていなかった結果かと思ったりします。
催眠療法＆心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計
