2019年 レスターシャ―州のアパートに住む夫婦が
離婚後も同居を続けることになった理由は、
英国では年々不動産の価格が高騰しているために
この夫婦のような例が少なくなくなっているとのことです。
日本の場合は、離婚した夫婦のどちらか一方、
または両者が「顔も見たくない!」「同じ空気を吸いたくない!」
のレベルになることが多いように思われるので
離婚後も一緒に住むことって偽装離婚以外に滅多にないですよね。
離婚後も一緒に住めるくらいなら
「離婚なんてしてないちゅうの!」のような声が
多くの人から聞こえてくるような気がします。
英国の住宅事情は日本とは違って一軒家も賃貸物件も
敷地も広く部屋数も多そうなので離婚した二人が
同じ敷地に住んでもやれるのかも知れません。
私達の感情は、強いレベルで維持し続けることは困難で
維持し続けるためには燃料を投下し続ける必要があります。
部屋数が多く敷地が広いと言えども同居しているのですから
完全に無視することが難しいと思うので
ピークに達した感情が下降してきた時に、
挨拶や少ないまでも日常の会話が交わされるようになり、
会話を交わしている内に………。やっぱ滅多にないか。
相手への印象がプラス、またはフラットの場合は、
単純接触効果が良い方向へと働くやすいですが、
印象がマイナスの場合は、マイナスが積み重なっていきますね。
相手への恨みや辛みの感情がある程度に治まったとしても
新たなスタートを切るパートナーにわざわざ同じ相手を選びにくかな。
無人島の様な隔絶された環境に近ければ有り得るかも知れないけれど。
悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ。
なんて言われるように現実に心が寄り添ってくる場合があります。
人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた時に(認知的不協和)、
感じる不快感を正そうと動くので
ある程度、互いが相手への否定的な気持ちや感情がおさまれば
関係が修復される可能性も無きにしも非ず。