1905年 アメリカのインディアナ州で
サーカスに出演中のチンパンジーが観客の前で煙草をふかしました。
それを見た観客の通報によって
公共の前で喫煙を禁じる同州の法律を破ったとして
チンパンジーは罰金刑を言い渡されました。
ん?罰金刑を言い渡されたのが、
調教師じゃなくてチンパンジーとはこれ如何に。
当然、罰金は調教師かサーカスが支払ったのでしょうが、
罰金命令の対象が調教師やサーカスではなくて
チンパンジーにしたことに何か意味があるのでしょうかね。
アフリカのギニアに住むチンパンジーは、
枝でアリを捕る「アリ釣り」を行う際に道具を使い分けていて
木の上では地上よりも短い枝を使用しているそうです。
煙草を吸うチンパンジーは芸で教え込まれたのか、
人を見て自然と覚えたのか分かりませんが、
人間とチンパンジーと遺伝子の違いは、
5%しかないと言われていますから
何万年後の猿は、人間の域まで進化しているかもしれませんね。
人間と猿の差、たったの5%。されど5%。
この5%は、一世代の努力で
何とかなるようなものではないものです。
私達の世界でも努力で埋められない5%もありますし、
努力で埋められる5%もあるようです。
そして、心の悩みや問題、性格や性質を改善に成功するもしないのも
もしかすると僅か5%の違いでしかないのかも知れません。
そして、その5%は、
本人のやる気や努力埋められる5%の一つだと思うのです。