古代ギリシャではペロポネソス戦争の最中に
人口の減少を防ぐために
政府は、重婚を奨励したらしいのですが
その際にソクラテスは
二人目の妻を迎えたらしい。
大きな人口減は、国の存続が危ぶまれる事態に
繋がりかねないので政府としては
何らかの有効な手段を打ち出したいところですが
世界を見ると先進国と言われる国ほど
出生率の低さが懸念されているようです。
各国の政府は、出生率が低いことを懸念して
様々な対策が検討されているようですが
はっきりとした違いを生み出すような対策を
どの国も捻り出せていないようです。
私は全く知らなかったんですが、
2017年、石川県のかほく市のママ課(解散済み)が、
財務省主計官との意見交換会で
「子育てで生活水準が下がるので
独身者に支援をお願いできないか?」と
独身税なるものを要望したらしいと話題になり
SNS界で大炎上していたようです。
なんじゃそりゃ。
何も好き好んで独身を貫いている訳では無くて
契約社員制度が普及した影響なのか
自分の年収に不安を抱き
結婚に二の足を踏んでいる若者も
少なくないと思うのです。
誰が言い出しっぺでしたっけ、
あのイケメン税よりも酷くないか?
もうレジ袋有料化並みの酷さかと。
国か県が独身の男女の内、
イケメンや美人だと認定した者から税を徴収する
イケメン・美人税。
あれは認定されると嬉しいような腹立たしいような
現実的ではないけれども話としては笑えます。
これを機会にちょっと調べてみたら
1941年(昭和16年)の日本で1夫婦の出産数を
平均5児とすることを目標に
「人口政策確立要綱」が閣議決定されていて
◯これには結婚年齢を今より3年早くし、
子供は平均5人とする。
◯女性の就業は抑制する。
◯独身者は税金を重くする。
(徴収した税は、子供が5人以上の家族に。)
◯避妊、退治は禁止する。
等の内容が書かれていたようです。
国の人口の減少に歯止めがかからないと
かなり大きな問題を引き起こすので
出生率を上げることは
非常に大事なことではあるとは思うのですが
世界の先進国で頭の良い人が雁首そろえて
凄い効果を上げる政策を
打ち出せないのは何故なのか?
第一次ベビーブームは、戦争が終わり
人口減少を修復しようとする本能的な心理が
働いたのかも知れませんが、
一番の要因は高度経済成長かと思います。
第二次ベビーブームは、
第一次のベビーブームで生まれた人達の子供。
この頃もまだ経済は良く景気も良かったはずです。
なので出生率低下云々、少子化云々で
直接どうこうしようとするのではなくて
やっぱり経済を上向きにして景気を良くすることが
色々なことに良い影響をもたらすんじゃないかと
勝手に思ったりするのです。
催眠誘導で誘導者が誘導したいように誘導しても
上手くいかないことが多くあります。
被験者に催眠状態になるための
心理的条件を整えることが出来ると
誘導者は特にこれと言った誘導技法を使わなくとも
被験者は、催眠状態に入るようなものと
少子化の原因と解決方法が似ているような気がします。