２００８年 ドイツ・ケルンの街角で
物乞いをしていた男が拘束されました。
この男の正体は、大会社の社長で
唯一の趣味が物乞いになることだそうで
男は詐欺罪で裁かれ、
法廷は実刑判決を下しました。
これって日本でも詐欺罪にあたるのでしょうか。
十分に収入があって受給資格が無いのにもかかわらず
生活保護を受け取っていた訳ではないですからね。
大会社の社長と言うことなので
収益だけを考えると物乞いをするのと同じ時間、
普通に仕事をした方が遥かに収入があるはずなので
物乞いが唯一の趣味と言うのは
本当のこととしか思えないんですよね。
施しをする人の気持ちを欺いたと言う所が
法律違反なのかなあ。その論点から捉えると、
まあいかん行為かと思いますが、
実刑判決って言うのが………。
それともドイツでは物乞いをしても
良い条件が法律で定められていて
その条件を満たしていなかったのでしょうか？
記事に書かれていたことの真贋を
確かめ切れていないので
？マークが付いているのですが
へっ？と思える面白い記事だったので
書かせてもらいました。
物乞いがいない国、つまり全国民が
人間の尊厳を保つ暮らしを送れる国を目指すにしても
それは様々な結果によって成し得ることであって
物乞いを取り締まることではないのかと。
逮捕された会社の社長のように
物乞いを取り上げられたとしても
生活には困りませんが、
望まずにホームレスになった人達から
最後の生きる術を公的組織や市民らが
力づくに取り上げた場合に、
生き抜くために大きな犯罪者を
生み出す結果にならないのかなと思ったりします。
個人の場合でも周りの人の気持ちを重視しすぎて
生き辛くなり精神が疲弊してしまうこともあるので
少々他人を怒らせたり迷惑をかける程度の
無神経さを持つことも大切なことかも知れません。
そして、少々の迷惑に怒りながらも
最後は許せるだけの寛容さを持てることも
大切かなと思ったりもします。
