心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

フィナーレ

2019年04月07日 | 心理カウンセリング

 

ー ヒンズー教の教え -

 

心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

運命が変われば、人生が変わる。

 

人生の流れを変えようと、

「エイッヤア!」と行動を起こすことも大切ですが、

ヒンズー教の教えが伝えているのは、

いきなり人生を変えようとすると運命、人格、習慣、行動、態度、

そして、心にも繋がれている重りの鎖を断ち切るだけのパワーが

必要だと言っているのかも知れません。

 

だとすると、

運命を変えようとするなら、人格、習慣、行動、態度、心の5つの鎖を、

人格を変えようとするなら、習慣、行動、態度、心の4つの鎖を、

習慣を変えようとするなら、行動、態度、心の3つ鎖を、

行動を変えようとするなら、態度、心の2つの鎖を、

態度を変えようとするなら、心の1つの鎖を断ち切るだけです。


現在の自分という存在は、

過去の出来事によって造られたものでは無く、

過去の自分の体験や経験に解釈(意味づけ)をして

自分に定めたルールによって構成されています。

 

個人の過去の体験や経験がどのようなものであれ、

現在の自分の変えたいと思うところがあるのなら

本気で取り組めば、いつでも変えることは可能です。


過去の出来事は、どうでも良いと言うのではなく、

現在の本人の問題に大きく関係する心のルールを知り、

現在の問題を解決するために

過去の出来事は解決のための糸口となります。

 

そして、問題解決のために重要なのは、

本人の心に維持している心のルールです。


「子供の頃、あのような態度を取った親を恨み続けてやる。」

「数年前に、あんな酷いこと言ったアイツを許せない。」

あいつらの所為で私の人生は無茶苦茶になってしまった。


「あんなことを言わなければ良かった。しなければ良かった。」

あんな出来事さえなければ、

私の人生はもっとマシなものだったのに。


上の様な考え方は、問題の原因は、

過去の出来事にあるという考え方と言えます。


しかし、

朝から手間暇かけて完成したビーフシチューの鍋を

不注意で床にぶちまけたら気を取り直して作り直すか、

諦めて外食に切り替えるしかありません。


ぶちまけた料理の残骸を見て

嘆き続けたり、悲しみ続けたり、怒り続けたり、

自分や誰かや運命を責め続けたりしても

空腹で悲鳴をあげるお腹を解決することが出来ません。


手間暇かけて完成した料理を実食寸前で

不注意で床にぶちまけたら

嘆くことも、悲しむことも、怒りたくもなります。


そして、

ひとしきり自分の感情や気持ちを感じたら

気持ちを切り替えて空腹のお腹を満たすために

今一番大事なことに気持ちが向けられます。


今一番大事なことに気持ちを向けることなく、

その人が嘆き続けたり、悲しみ続けたり、

怒り続けたりしているとしたら、

そこには何かの目的が隠れています。


その真の目的を明らかにしたくない人もいますが、

本気でそれらを止めたい人は、

「それを止めたらどんな気持ちになるのだろうか。」

「それを続けることで自分の何を助けているのだろうか。」

と自分の内側にダイブして答えを探すことが出来ます。


過去の出来事には、個人の人生を決定付ける力はありません。

どのような体験をしていたとしても

本人が変えようと決断した時に

それまでの自分の流れを変えることが出来ます。


であるなら、

今日、明日に変えなくても良いということだから、

もう少し先にしようと思う人もいるかと思います。

それも尊重されるべき一つの選択です。

 

しかしながら、

生まれて色々な道へと通ずる門の扉は開き、

ある時期から色々な門の扉が順次閉じていき、

最後に人生の幕が降ろされます。


アメリカで90歳以上の晩年の人に聞いたアンケートで

「後悔していることは何ですか?」の答えで

90%の人が「もっと冒険しておけば良かった。」

と答えたそうです。


私達に与えられている機会や時間は、

有限であることは忘れないようにしなければなりません。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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