心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

スモールステップ

2019年05月11日 | 心理カウンセリング

私達は、自然に見識や知識を増やし、

時間と共に身体も成長していきます。

 

自宅の外にも世界が広がっていることを自然と知り、

車、道路、鳥、山、海のように新しい物を目にしたり、

新しい体験をする度に自然と成長します。

そして、

身体も大人の身体へと次第に成長していきます。

 

これらを便宜上0ストレス成長としますが、

それ以外にも自分が遊んだ玩具を片付けることや、

近所の大人や子供と接することや、

自分で服やパジャマを着替えること等、

数多くの成功体験や失敗体験を通して成長します。


養育者は、何にでも興味を持ち開拓者精神の塊の子供の

成功体験を認めて褒めて、失敗体験をも認めて褒めて、

子供の開拓者精神と行動の意欲を育てることになりますが、


成功を認めず褒めず、間違いや失敗を怒り叱り、

または、成功だけを認め褒めて、間違いや失敗を怒り叱る。

あるいは、子供に辛い思いをさせないようにと

親が手を貸し過ぎたり、

親が子供に代わり全部やってしまうことが日常になると、

子供は、次のような傾向を見せるようになります。


いつも親の目を気にするようになる。

間違うことや失敗することを恐れ、避けるようになる。

自分で答えを出さずに親に答えを聞いたり確認を取るようになる。

自分で考え、行動をせずに親を頼るようになる等。

これらの危険信号に気がついてあげなくてはなりません。


危険信号に気が付かないままでいると、

心の中に自動化されたパターンとして深く刻まれて、

成長した後も、ストレスと向き合った時に

回避行動を取ることを優先するようになります。


回避行動を取り続けていると、経験値が上がらず、

苦手意識が強くなり、苦手意識が強くなると、

ますます回避行動に拍車がかかり、

自信を無くしというように負のスパイラルに陥ります。


このスパイラルや心のパターンを打破するには、

回避行動を止めてトライすることになるのですが、

この時、成功に拘らずに間違いや失敗体験をして、

自分の不完全な所や至らない所を明確にする位の気持ちになることです。


とは言え、心の中に自動化されたパターンを打ち破ることは

簡単なこととは言えず、

打ち破るために自己イメージや信念や価値観の改善に

取り組むことも選択肢の一つではありますが、

課題を小さく区切って取り組んでみるのも良い方法です。


現在の自分と課題をクリアした理想の自分との間にある壁を

自由に区切り一つ一つクリアしていきます。

 

一つ目のステップが、

挨拶をするかも知れませんし、

人が何を言おうとしているのかをじっくりと聞いて確認するかも知れませんし、

家に帰ってから何々を10分はやるかもしれませんが、

 

今までは出来ていなかったことで、

区切り(目標)が大きすぎても躊躇してしまうし、

簡単すぎてもモチベーションが持てなくなるので、

ちょっとは勇気や気合を出せば、成功体験を得られるような

丁度い区切り(目標)を立てて実行に移すことが大切です。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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